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数字経済 > 企業 > 第一企画、ショッパーマーケティング専門のアイリス社…433億で買収
< 第一企画 最近のM&A実績 >
第一企画がショッパーマーケティングを専門とする世界的な広告会社のアイリス社(Iris Worldwide)を買収した。
第一企画は25日、アイリスの株式65%を2500万ポンド(約433億ウォン)で買収する契約を24日(現地時間)に、英国のアイリス本社で締結したと明らかにした。
2019年までに残りの株式をすべて買収すれば、買収金額は総1000億ウォン規模に増える。これは、これまで第一企画が行った買収・合併(M&A)の中で最も大きな規模だ。アイリスはオンラインとオフラインを通じて、購買行動に乗り出す買い物客を分析し、実際の購入に至るようにするショッパーマーケティングを専門とする会社だ。
林大基(イム・デギ)第一企画社長は、広告会社から「マーケティングソリューションカンパニー」に変身するための試みを絶えず行ってきた。単に広告を代行するところではなく、顧客社の問題を解決できる会社に変えるために海外からの人材を迎え入れ、必要に応じてM&Aも果敢に断行してきた。この過程で最も必要なことは、デジタルとリテールマーケティングに長けた組織を強化することだ。第一企画が今年の初め、組織内にリテール・エクスペリエンス(RX)部門を新設したことに続き、アイリスを買収したことも同じ脈絡だ。
1999年に設立されたアイリスは、サムスン電子を顧客にしたことがあるうえに、石油会社のシェル、アディダス、BMWミニ、ディアジオなどの世界的な広告主と長期的に仕事を行ってきたので、第一企画のグローバルな事業力強化にも役立つ見通しだ。アイリスの昨年の売上げと総利益の規模は8500万ドル(約885億ウォン)で、第一企画の10分の1程度だ。
イム・デギ社長は、「ショッパーマーケティングと顧客データ部門の専門性を備えることがたいへん重要だ」と明らかにした。