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国民年金基金、2053年には枯渇

国会予算政策処「2014~2060年の長期財政見通し」 

  • 国民年金基金、2053年には枯渇
現在の制度がそのまま維持されれば、国民年金基金が2053年には底をつくだろうと国会予算政策処が展望した。国会予算政策処が2年前に「2012年長期財政見通し」の報告書で予測した国民年金基金枯渇時期と同じだ。

政府が公式推計した国民年金基金の消尽時期(2060年)より7年早い。28日、国会予算政策処の「2014~2030年の長期財政見通し」の報告書を見ると、2014年9月の時点で国民年金基金積立金は458兆2000億ウォンに達する。国内総生産(GDP)対比規模では31.8%だ。

現行歳入および歳出関連法令と制度が2060年までに変化がないという仮定の下、GDP対比国民年金の積立金は2023年に33.1%で頂点に上がる。しかし、以後、GDP対比基金規模は徐々に減少し、2038年には25.7%を記録して収支が赤字になる。すなわち、老齢受給者に支給した年金が急増し、入ってくるお金(保険料+基金運用収益金)より出ていくお金がさらに多くなる。

国民年金基金収支が赤字に転換される直前の2037年の積立金の額は1209兆ウォンで最高潮に達する。収支が赤字に転じた後、GDP対比基金積立金は早く減り、2052年には2%、2053年には枯渇するものと見られる。その結果、国民年金基金収支の赤字規模は持続的に増え、2060年にはGDPの3.0%に達すると展望される。これは、社会保障性基金の収支の赤字(GDP対比3.1%)の大部分を占める数値だ。

これに先立ち、保健福祉部は2013年3月、国民年金財政推計委員会を通じて提示した国民年金財政推計で少子化と高齢化などの影響で、国民年金基金が2043年に2561兆ウォンに頂点に達して2044年に赤字に転じた後、2060年に消尽すると見通した。
  • 毎経ドットコム_速報部/写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-28 08:32:04




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