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数字経済 > マーケット > 韓国でアルトゥル・フォン人気…今年400万超える見込み (1/2)
< アルトゥル・フォン加入者 >
韓国でアルトゥル・フォン(お買い得フォン)が、サービス開始2年半ぶりに加入者250万人を集めるなど、モバイル通信市場の一つの柱としてで浮上している。は、アルトゥル・フォンは既存のキャリア3社の通信網を借りて提供するサービスで、安い料金が特徴だ。
2011年7月アルトゥル・フォンが導入されて以来、エネックステレコム、エバーグリーンモバイルなど中小通信社とCJハロービジョン、SKテルリンクなどが事業者として出て加入者を拡大していっている。ここへ郵便局、大型マート、コンビニ、農協、新協、セマウル金庫などもアルトゥル・フォンサービスと流通事業に飛び込み、消費者選択権が広くなった。
未来創造科学部によると、昨年アルトゥル・フォン加入者が122万人増え、累積加入者248万人を突破した。1年で加入者が2倍近く増えたもので、全体移動通信加入者(5400万人)のうち4.55%に該当する。ひと月に10万人ずつ加入者が増えたことになる。
昨年、キャリア3社はアルトゥル・フォン加入者を除外すれば、むしろ加入者が減った。政府がアルトゥル・フォン活性化政策を広げており、今後も加入者が速い速度で増えると見られている。KT経済経営研究所は、アルトゥル・フォン加入者が今年400万人まで増えると予想した。
▶ 昨年末加入者248万…毎月10万人増え
既存のキャリアとしてもアルトゥル・フォンは「競争者」ではなく「同伴者」だ。アルトゥル・フォン事業者に通信網を賃貸し収益を稼ぎこむことができるからだ。昨年末基準、KT網を借りてサービスを提供するお買い得フォン事業者は12社で、加入者数は116万5000人だ。SKテレコム網を借りて使う事業者数は9社で加入者103万6000人を確保しており、7社の事業者がLGユープラス網を借りて28万人にサービスを提供している。キャリアがアルトゥル・フォンを好意的に見るまた別の理由は、アルトゥル・フォンを通じて通信料金引き下げ圧迫を緩和できるということにある。