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第3四半期の上場企業、1000ウォン売って42ウォン残す

韓国銀行「2014年第3四半期の上場企業の経営分析」発表 

今年、第3四半期の国内上場企業の収益性が、昨年の同じ期間よりも悪化したことが分かった。

26日、韓国銀行が発表した「2014年第3四半期の上場企業の経営分析」を見ると、今年第3四半期の上場企業の売上高営業利益率は4.2%で、昨年第3四半期(5.1%)に比べ0.9%ポイント下落した。昨年第3四半期の上場企業が1000ウォン分を売って51ウォンを残した場合、今年第3四半期には42ウォンを残したという意味で、収益性が悪化したということを示す。

収益性の悪化と収益構造も悪くなった。上場企業の売上高に対する売上高原価と販売管理費の割合は、第3四半期95.8%で、前年の同じ期間の95.4%よりも上昇した。売上高に対する営業利益の割合は、昨年第3四半期4.6%から今年第3四半期4.2%に縮小した。

売上高の増加率は、第3四半期マイナス3.2%で、昨年第3四半期(マイナス0.1%)に比べて大きく及ばなかった。総資産の増加率は0.6%を記録し、昨年のマイナス0.2%を上回った。業種別にみると、製造業の売上高営業利益率(5.1%→4.2%)が下落し、非製造業(3.9%→5.5%)は上昇した。売上高税引前純利益率も製造業(4.6%→3.0%)は低くなって、非製造業(2.2%→4.0%)は高くなった。

負債比率は低くなって安定性は良くなった。第3四半期の上場企業の負債比率は92.7%で、前年第3四半期(96.0%)に比べて下落した。借入金依存度(25.4%→25.2%)も改善された。同じ期間の負債比率100%未満業者の割合は60.0%で、61.4%に拡大されたのに対し、負債比率100~200%である会社(25.5%→24.9%)と200~500%である会社(9.8%→9.5%)と500%を超える会社(4.6%→4.2%)の割合は縮小された。

上場企業の利子補償比率は第3四半期389.4%で、前年の同じ期間の399.1%よりも低くなった。利子補償比率は営業利益を利子費用に分けて100を乗じた割合で100%以上であれば、企業が商売をして残した収益で、利子に対処することができるということを示す。逆に100%以下であれば、収益にで利子を対処できないということを意味する。

利子補償比率100%未満業者の割合は29.5%から30.5%に、500%を超える会社の割合は50.7%から51.4%にそれぞれ拡大した。しかし、100~300%区間(12.6%→11.4%)、300~500%区間(7.2%→6.7%)の会社は、利子補償比率が縮小された。

今回の調査は、韓国銀行が金融監督院公示資料を利用し、先月20日から今月17日までに上場企業1519社と、各業種を代表する主要非上場企業151社を対象に調査した。金融・保険業と公正取引委員会持株会社は、調査対象から除外された。
  • 毎経ドットコム_チョン・ジョンホン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-26 12:01:01




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