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周辺商圏保護のため、現代自動車グループの系列4社が来月から韓国電力跡地へ


現代自動車グループはソウル所在の一部関連会社を、来月から江南区三成洞の韓国電力本社ビルに移転する。韓電本社が全羅南道の羅州(ナジュ)への移転を完了することによって空洞化する周辺商圏を保護するためだ。移転対象の関連会社は、良才洞(ヤンジェドン)の現代自動車グループ本社ビルではなく、ソウル市内の建物に賃借料を支払って事務所を運営する系列会社だ。

16日、現代自動車グループによると来月初め、江南区駅三洞(ヨクサムドン)に所在する「現代ウィア」ソウル事務所をはじめとする、現代自動車グループの一部系列会社の三成洞移転が順次開始される。

現代ウィア ソウル事務所の人員は70人のレベルだ。続いて、2月中下旬の旧正月連休の前後に「現代グロービス」江南本社の人員約600人が韓国電力跡地に移転する計画だ。

現代グロービスは、現代自動車グループが来る9月に韓電跡地の代金を完納する前に移転する、現代自動車グループ系列会社の中で最も規模の大きい系列会社だ。これ以外に、100人未満の従業員をかかえる「現代パワーテック」ソウル事務所と「東部特殊鋼」などの系列会社も、上半期に韓電跡地に移転を完了する計画だ。

移転の対象として検討された現代モービスなどの他の関連会社は、リース契約期間が2年以上残っていることから除外された。全体的な移転規模は1000人未満だと伝えられた。韓電社屋は2000人を収容することができる大きさだ。

現代自動車グループの関係者は、「韓電本社が羅州に移転して周辺商圏は大きくおびやかされることになるが、現代自動車グループの系列会社が事前に入居すると、そのぶん商圏保護に役立つだろう」と早期移転の趣旨を説明した。

韓電は今週、本社ビルに残っている什器などを完全に取り除く作業を行い、現代自動車の系列会社がいつでも入居できるようにする方針だ。現代自動車グループは昨年9月、10兆5500億ウォンで韓電跡地を買収することにし、2022年に自動車博物館やホテル、コンベンションなどを含むグローバルビジネスセンター(GBC)を完成する計画だ。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-16 15:55:52




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