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サンヨン(双竜)とルノーサムスンの競争で小型SUVの売り上げ上昇中


  • サンヨン(双竜)とルノーサムスンの競争で小型SUVの売り上げ上昇中
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双竜(サンヨン)自動車とルノーサムスン自動車は二転三転する熾烈な販売順位競争を繰り広げながら、「小型SUV」市場のパイを育てている。現代自動車と起亜自動車も遅ればせながら、対抗車の発売を準備していると伝えられる。

サンヨン自動車は今年1月、国内で前年同月との対比で25.2%増の6871台を販売し、同じ期間に5739台を販売したルノーサムスンを抜いた。販売順位を逆転させた原動力は、新たに登場した小型SUV「チボリ(Tivoli)」だった。チボリはこの期間に2312台が売れ、サンヨン車の国内販売を率いた。サンヨン自動車は昨年4月、ルノーサムスンがQM3を本格的に販売を開始した後、8月の一か月を除いてはずっとルノーサムスンに販売量で押されたという点を勘案すれば大変な成果だ。

サンヨン自動車の関係者は、「来る6月にディーゼルエンジンを搭載したチボリが新たに発売される予定で、チボリ突風は今年中続くものと期待している」と述べた。チボリは現在1.6リットルのガソリンエンジンモデルとして販売されている。

ルノーサムスンもかんたんに引き下がる様子はない。ルノーサムスンの1月の販売台数は前年同月との対比で159.6%急増した。

ルノーサムスンも小型SUV「QM3」の販売が持続して好調を見せているのが強みだ。QM3は昨年、総1万8191台が売れた。毎月2000~3000台が着実に売れて、定番モデルになる可能性を見せている。去る1月に最も売れたモデルは2202台を売った新型SM5ノヴァ(SM5 Nova)だが、QM3も2番目に多い1642台が売れて実績上昇を牽引した。

サンヨン自動車とルノーサムスンがこのように小型SUVで成功神話を作っていくことは、これまで存在しなかった市場を新たに創出したという点で、より高い評価を受けるべきだという分析だ。

昨年、国内SUV市場の規模は2013年よりも14.7%増加した、33万3000台に達した。このうちチボリとQM3が属する小型SUV市場は、3万台を超えたと推定される。QM3が導入されるまでは年間1万台レベルにとどまっていた市場が3倍以上に拡大した。業界では小型SUV市場が、今後1~2年の間に継続して増えると見込んでいる。

このような迅速な市場成長は、競合他社を刺激している。韓国GMは小型SUV「トラックス(TRAX)」ディーゼルモデルを近々発売する予定だ。

韓国GMの関係者は、「最近のトレンドを反映したディーゼルモデルの出荷は、トラックスの商品性をいま一度刻み付けるだろう」と強調した。現代・起亜自動車の関係者も、「小型SUV市場が急成長していることはよく分かっている」とし、「対応策を用意している」と語った。現代・起亜自動車は来年、小型SUVを発売すると予想される。
  • 毎日経済_キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-03 17:28:12




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