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LG電子の具本茂会長、70余りの新製品を直接確認


  • LG電子の具本茂会長、70余りの新製品を直接確認
LG電子が今後の製品デザイン戦略として「プレミアム」と「オープン・イノベーション」を掲げた。

デザインも品質にふさわしく世界最高水準に引き上げて、デザイン設計もまた内部組織だけではなく、外部専門家とのコラボレーションを強化するという意味だ。これはLG電子が未来の市場をリードするためには、デザインが革新されなければならないという経営トップの強い意志が反映された結果だ。

具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長は20日、ソウル市矜川区(クムチョング)所在のLG電子加山R&Dキャンパスで、LG電子のスマートフォン、OLED(有機発光ダイオード)テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど、70余りの新製品を直接確認した。ク・ボンム会長は毎年この時期に「LG電子の新製品の競争力懇談会」を開き、直接経営陣とともにデザインなどの製品競争力に対して議論してきた。

この日の懇談会では、LG電子の具本俊(ク・ボンジュン)副会長、趙俊鎬(チョ・ジュンホ)MC事業本部長、趙聖鎮(チョ・ソンジン)H&A事業本部長、クォン・ボンソクHE事業本部長、ノ・チャンホ デザイン経営センター長をはじめとする、個別の事業本部長と事業本部別のデザイン研究所長などの30人余りが参加した。

ク・ボンム会長が特に関心を示したのは製品の設計だった。

ク会長は経営陣に、「何よりも顧客の心を得ることができ、顧客が使いやすいデザインと機能を備えなければならない」と強調した。ク会長はスマートフォンのケースやBluetoothヘッドセットなどのアクセサリ製品とテレビ台に至るまで、徹底的に顧客の視点で使いやすさとデザインなどを丁寧に調べてみた。

LG電子はク会長の期待に応えてこの日、ノ・チャンホLG電子デザイン経営センター長を通じて「主力製品のプレミアムデザイン」と「オープン・イノベーションの拡大」の2つのデザイン戦略を明らかにした。

まずLG電子は、スマートフォンとOLEDテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの主力製品の分野で「妥協のない高品質の完成度」と「顧客の期待を超える使い勝手」を兼ね備えた、LGならではの超プレミアムデザイン戦略を展開してブランドリーダーシップを強化する計画だ。

製品自体だけでなく包装のようなパッケージデザインで、オン・オフラインのマーケティングと店舗環境までデザイン部門の役割を拡大し、すべての顧客の接点でプレミアムブランドの経験を提供することにした。

オープンイノベーションと関連してLG電子は、外部の設計専門家とグローバルな専門企業との協業により、デザイン革新を強化する計画だ。このため、オーディオの名家バング&オルフセン(Bang&Olufsen)の代表的製品をデザインしたトルステン・バレルなどの社外のデザイン専門家で構成された「デザイン諮問委員会」を拡大運営し、新製品開発プロジェクトの初期から参加させることにした。毎年「今年の色」を選定し、産業界の色彩トレンドをリードするグローバル色彩研究所であるパントン(Pantone)、最大規模の素材ライブラリを運営する米国マテリアルコネクション(Material ConneXion)などのグローバルな専門企業との協業も拡大する。

この日、LG電子は初めてB2B部門でのデザイン戦略の方向性も設定した。 B2BもLGならではのデザインアイデンティティで貫かねばならないという趣旨だ。

LG電子は今年、ク・ボンジュン副会長直属の組織としてB2B部門を新設するなど、B2B事業を強化している。 LG電子は昨年からCEO直属の「デザイン委員会」を新設し、最初に発議されたデザインが最終製品に反映されるようにチェックしており、今年からは製品固有のデザインを標準化する「デザインアイデンティティガバナンス」を運営している。

LG電子はこのような努力のおかげで、デザイン部門で成果を得ている。昨年、最高権威の2大グローバルデザイン賞の「レッドドットデザイン賞(red dot design award)」と「iFデザインアワード(iF design award)」で歴代最多の68の賞を受賞した。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-20 17:19:05




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