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人気ワイン買ってまた買う…「韓国市場成熟期に進入」

Eマート再購入率0.19%へ 

  • 人気ワイン買ってまた買う…「韓国市場成熟期に進入」
主婦のパク・ヘジン氏(47)は、買い物に行くと、ひと月に一度程度ワインを1~2本ずつ必ず買う。夫と夕食の時、時おり飲んでいたワインは、今では夫婦の夕食の食卓で欠かせないアイテムになった。パク氏は、「以前は、店員が人気ワインだと勧めてくれるワインを買ったが、今では飲んでみたワインのうち、一番口に合ったワインを直接選んで買う」と話した。

韓国のワイン市場が、成熟期にさしかかったことが分かった。

焼酎、ビール、洋酒など、全般的な酒類産業沈滞の中でも、ワインだけは単独で成長の勢いを続けているが、その理由は、ワインが大衆化し、特定のワインの味を好むワインマニアが大きく増えるなど、ワイン消費階層が厚くなっているためだと分析される。

ワイン市場が成熟期にさしかかったことをあらわす核心指標が、まさに再購入率だ。ワインに慣れない消費者は、主に周りから勧められたり、人気のあるワインを、他人に倣って飲んでみる傾向が多く、単発性購入が多かった。しかし、ワイン消費者が次第に成熟期にさしかかりながら、自分が好きなワインを繰り返し購入する消費者が増え、ワインの再購入率が着実に上昇している。

実際に、Eマートのワイン再購入率は、2010年0.09%から2011年0.11%、2012年0.12%、2013年には0.19%と、年ごとに着実な上昇の勢いをみせている。

ドライワインの販売割合が、スイートワインを初めて超えたことも、ワイン市場が成熟期にさしかかった証だ。

初めてワインに入門する時は、甘みのあるスイートワインから始め、ワインの味に慣れたらドライワインに移る傾向があり、ドライワインの割合が毎年着実に増加しながら、昨年初めてスイートワインの割合を越えたことが分かった。

Eマートで、ドライワインの割合は、昨年、初めてスイートワインを追い抜き、ドライワイン販売の割合が55%で、スイートワイン45%を逆転した。わずか3年前だけでも、スイートワイン販売の割合が60%なのに反し、ドライワインの割合は40%だった。これは、市場が速くドライワイン側に移動しているという証拠だ。

ワイン消費者の好みが次第に多様化しながら、レッドワイン一色からホワイトワイン販売の割合が増えたのも特徴だ。

Eマートで、2012年のレッドワインの売上伸張率は21.2%、ホワイトワインは8.2%だったが、昨年にはホワイトワインの伸張率が22.7%、レッドワインが12.9%へ、ホワイトワインがレッドワイン成長の勢いを覆した。

Eマートのイ・ヒョンスン酒類チーム長は、「ワインが大衆化しながら、本人が好むワインを再度購入する再購入率が高くなり、全般的な酒類市場沈滞の中でも、ワイン市場は毎年成長している」と話した。
  • 毎日経済_キム・ヂュヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-17 17:02:07




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