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LGディスプレイ、第2世代のApple Watchのパネルも独占供給

品質・物量・パートナーシップの3拍子結実 

  • LGディスプレイ、第2世代のApple Watchのパネルも独占供給
LGディスプレイ(以下、LGD)は4月に発売された第1世代のApple Watch(アップルウォッチ)だけでなく、来年に発売予定の第2世代のアップルウォッチにも独占的にパネルを供給することが伝えられた。Appleは平素から堅持している「マルチベンダー」の原則を捨ててまで、LGDをもう一度選択したわけだ。これは世界のスマートウォッチ・パネル市場のトップであるLGDの技術力と、両社間の堅いパートナーシップがもたらした成果だと分析される。

関連業界によると10日、Appleの第2世代アップルウォッチは、LGDだけでなく他のディスプレイメーカーからもパネルの供給を受けるマルチベンダー方式を検討したが、第1世代のアップルウォッチのようにLGDからのみ供給される方向に糸口をつかんだ。

LGDが第1世代と第2世代のアップルウォッチに供給するパネルは、「P-OLED(Plastic-OLED/プラスチック有機発光ダイオード)」だ。 P-OLEDはLCDよりも解像度が優れ、ディスプレイの基板材料として従来のガラスの代わりにプラスチックを利用して曲がることが特徴だ。このためにP-OLEDは、スマートウォッチや自動車用ディスプレイとして最近になって脚光を浴びている。

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  • < 今年第1四半期のスマートウォッチ・パネルの市場シェア >

AppleがLGDを選択した理由は、▲高品質、▲迅速な供給、▲堅いパートナーシップなどの3つに要約される。

業界の別の関係者は、「非常に厳しいレベルの品質と望むときに迅速な供給を合わせることができる、Appleの最適供給先として他のメーカーに比べてLGDが高い点数を得た」と語った。また、両社間のパートナーシップと両社の経営陣間の積み上げた信頼関係も、今回のLGDの独占供給に一役買った。Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、アップルウォッチなど新製品の開発と関連し、LGDの 韓相範(ハン・サンボム)社長(写真)と密接に協議するなど、信頼関係を積み上げた。業界では、今年初めて登場したアップルウォッチの出荷量を1000万台以上と予想し、来年以降は2倍以上に拡大すると見ている。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-10 17:25:01




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