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アップルとシャオミの間に挟まれたサムスンのスマートフォン

中国市場で苦戦…「サンドイッチ状態」に転落 

サムスン電子のスマートフォンは中国市場で、アップルのiPhoneの人気と中国企業の低価格攻勢により、サンドイッチ状態になっている。高価な携帯電話市場はアップルに、低価格の携帯電話市場では中国のファーウェイ(Huawei)とシャオミ(Xiaomi)との競争に苦戦しているのだ。

中国のスマートフォンの潜在購買者のうち、サムスンのスマートフォンを購入すると答えた回答者は全体で7.4%に過ぎず、2年前に比べ半分の水準にとどまったと、フィナンシャル・タイムズ(FT)がリサーチサービス機関のチャイナ・コンフィデンシャルの資料を引用し、11日(現地時間)に報道した。

一方、iPhone 6の発売を控えて、去る第3四半期のスマートフォン潜在購買者のうちの48.5%がiPhoneを購入すると回答した。中国市場では、去る第1四半期にアップルのiPhoneの売上高は72%も急増した。

サムスン電子は、中国メーカーの追撃も受けている。中国で販売されているサムスン電子のギャラクシー(Galaxy)シリーズの中で、最も手頃な価格のモデルは、2000元(約322ドル)であるのに対し、シャオミとファーウェイはこれの半分の価格でスマートフォンを販売している。

チャイナ・コンフィデンシャルの調査で、回答者の20.8%は、ファーウェイのスマートフォンを購入すると答えており、シャオミのスマートフォンを購入すると答えた回答者も10.1%に達し、サムスンを上回った。さらに、ファーウェイ、シャオミなどが中国以外の海外市場拡大にも積極的に乗り出し、サムスンは中国だけでなく、インド、東南アジアなどでも、これらの企業と競争しなければならない状況だ。
  • 毎日経済_キム・ドクシク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-12 13:35:26




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