トップ > 数字経済 > マーケット > 麹醇堂、成分から白首烏を抜いた百歳酒で新しく出発

麹醇堂、成分から白首烏を抜いた百歳酒で新しく出発


  • 麹醇堂、成分から白首烏を抜いた百歳酒で新しく出発
「初心に帰って百歳酒を百歳酒らしく、造り直しました」

偽の白首烏(ペクスオ)である異葉牛皮の含有が明らかになって騒動になった麹醇堂の百歳酒が白首烏を抜いた新製品に生まれ変わった。

23日、麹醇堂は記者懇談会を開き、3年ぶりに百​​歳酒の成分を改編した新製品を発表した。

麹醇堂のペ・ジュンホ社長はこの席で「伝統酒市場が最近大きく低迷したのは、消費者の変化を正しく反映できず、彼らに愛される新製品を出せなかった我われ業者の責任が大きい」とし、「厳選した薬剤だけを使った新しい百歳酒を通じて、私たちの伝統酒が復活できるように努める」と強調した。

偽の白首烏事態が起きた4月末以降、食品医薬品安全処は、市販の白首烏製品に対する全面再調査結果を先月末に発表し、麹醇堂の百歳酒5種のうち「百歳酒」「百歳酒クラシック」「強壮百歳酒」など、3つの製品に、いわゆる偽の白首烏と呼ばれる異葉牛皮が検出されたと明らかにした。以後、麹醇堂は当該製品を全面回収して販売を中止し、1か月で新製品を出した。

新しい百歳酒はこれまで投入されていた原料のうち、白首烏と紅参などを抜いて人参と黄耆、五加皮など本格的な漢方薬の成分を新たに追加し、漢方薬の味と香りがより一層濃くなった。百歳酒は2012年に投入成分などを変えてアルコール度数を0.5度低い12.5度で出したが、今回の再改編を通じて13度に戻った。

今回の新しい百歳酒は食薬処の発表後から1か月にして発売されるものだが、麹醇堂側は新製品を急造したものではないと明らかにした。

麹醇堂のイ・サンヨプマーケティング本部長は「今年初めから製品リニューアルを構想してきており、今年の下半期に新製品を出す計画だった」とし「しかし、5月の終わり、偶然にも食薬処の発表があり、新製品の発売時期を少し早めた」と説明した。

新製品を出したものの、今年の売上高の見通しは依然として不透明だ。昨年の売上高919億ウォンのうち、百歳酒によるものは180億ウォンだ。今年発売する百歳酒の新製品も下半期に売上高70億ウォン程度を予想しているが、現在までに回収されている既存の白首烏が投入された百歳酒の量が合計で100億ウォンに達すると見込まれ、通年の売上高の減少は避けられなと見受けられる。

ペ社長はしかし、「厳選した原料のみで造られた新しい百歳酒を通じて年間売上高を今後、300億~400億ウォン台に引き上げる」と明らかにした。
  • 毎日経済 ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-24 11:39:48




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア