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卒業・入学ギフト、超軽量・高性能デジタル家電が大勢

ミラーレスカメラ、2in1のパソコンが人気 

  • 卒業・入学ギフト、超軽量・高性能デジタル家電が大勢
  • < 今年軽くなった、卒業・入学プレゼント >

ここ数年、デジタル家電が新学期に合わせて需要が集中する卒業・入学ギフトの大勢として定着したなか、今年は既存の製品を凌ぐ優れた性能を持ち合わせながらも、重さは半分以上軽い、超軽量製品が人気だ。

いつでもどこでも持ち歩きながら利用できるスマートフォンに慣れた10・20代の若い世代が、他のデジタル機器にもこのような「携帯性」を備えていることを望むからだ。

25日、Eマートが今年に入り最近までのカメラの売上を調べてみた結果、これまで市場を牛耳ていたDSLRは、昨年より14.5%増えたことにどまった反面、ミラーレス(mirrorless)カメラは29.1%増え、DSLRの成長の勢いを飛び越えていた。DSLRの高性能に「トッタッキ(デジタルカメラ)」と呼ばれる一般デジタルカメラの軽さを同時に備え、最近の新学期のプレゼント市場で突風を引き起こしているのだ。

ミラーレスカメラの人気は、最近に入ってさらに高くなる様子だ。2012年だけでも、Eマートのミラーレスカメラの売上は、DSLRの40%にすぎなかったが、翌年には初めてDSLRを越えた。

既存のDSLRは、レンズを通して入ってきた光が、反射鏡とペンタプリズムという付属品を通って、ようやく撮る人の目に入ってくるが、ミラーレスは名前のとおり、鏡(反射鏡)がなくてもす写真撮影が可能だ。これまでの付属品を取っただけにカメラの重さを200~300gまで抑えているが、重いと800gまでになるDSLRと比べると、4分の1の水準ということになる。

しかし、ズームレンズ、望遠レンズなど、用途によって多様にレンズを変え、絞りを自分で調節し、多様な感じの写真を演出できるDSLRだけの長点は、余すところなく備えている。価格もDSLRより安いほうなので、学生へのプレゼントとして、とくによく売れるというのがマート側の説明だ。

Eマートデジタル家電バイヤーのソ・ジョンス氏は、「見た目や重さは一般の『トッタッキ』デジタルカメラと似ているが、スマートフォンでは撮れない高画質写真が撮れるのが人気の要因」だと説明した。

このような雰囲気は、コンピューター市場にも続いている。

ハイマートで、今年初めから現在まで、ノートPCとタブレットを合わせた「トゥーインワン(2in1)PC」は、昨年より150%も多く売れた。キーボードをモニターから分離したり、スライディング方式で下から引き抜いて使えるこの製品は、これまでのノートブックと同じ性能でありながら、重さが1㎏の水準なので、持ち歩きやすい。最近では、最初から重さを1㎏以下に抑えた、超軽量ウルトラブックを求める人が増え、今年初めに発売された980gのLGグラムブックは、ハイマートの売場で、供給量が足りなくなるほど人気を集めている。

これまでノートPCに押されて疎外されていたデスクトップが、去る1月から最近までEマートで昨年より実に85.6%も多く売れたが、ここにはモニターと本体をひとつに合わせ、大きさと重さを同時に減らした「一体型PC」が大きな役割を果たした。これまでのデスクトップPCと同じ、22~27インチ画面と同一の性能を備えたにもかかわらず、重さは5~10㎏に、本来の製品の30%に過ぎないのが長点だ。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-25 17:04:21




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