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韓国政府、外資系営利病院の国内設立を承認…済州島に中国系病院


政府は史上初めて外資系営利病院の国内設立を承認した。保健福祉部は18日、済州特別自治道が申請した中国のルディグループ(緑地集団/Greenland Group)による投資開発型の外国病院「緑地国際病院」の設立を承認することを決定したと明らかにした。

保健福祉部の高位関係者はこの日、「手順にあわせて徹底して慎重に検討した結果、設立を承認するところに何らの問題がないという判断を下した」とし、「一部で疑惑を提起した迂回投資の部分に対しても入念に調べてみたが、問題は発見されなかった」と明らかにした。この関係者は、「救急医療システムの完備、国内の医療法令の遵守、きちんと真性な投資を行うかどうかなど事業計画書上の諸条件を検討した結果、下した結論」だと付け加えた。

政府は外国人の投資比率が出資総額の50%以上である外資系営利病院を、済州特別法や経済自由区域法に基づいて、済州島と経済自由区域の地域のみに例外的に許可している。政府が緑地国際病院の設立を承認することにより、該当の病院設立には済州島の公式な許可手続きだけが残った。済州島は保健医療政策審議委員会の審議を経て、許可するかどうかを決定することになる。

ルディグループが申請した事業計画によると、緑地国際病院は西帰浦市土坪洞(トピョンドン)のヘルスケアタウン団地内に地下1階・地上3階、47ベッドの規模で建設される。事業者は現在、済州島ヘルスケアタウンと済州ドリームタワー事業を担当している、中国のルディグループが全額投資して設立した「グリーンランド・ヘルスケア」だ。

診療科目は中国人の好む成形・皮膚・内科・家庭医学科(健康検診)などの4つで、医師9人と看護人材が28人、薬剤師1名、医療技師4人、事務職員92人の計134人が勤務する。ルディグループは2017年3月の開院を目指し、778億ウォンを投入することにした。

「1号営利病院」が許容されただけに、政府は外資系営利病院の設立申請が続くことを期待している。福祉部の関係者は、「法で経済自由区域内の投資開放型外国病院の設立が許可された状況であるだけに、緑地国際病院が重要なテストベッド(試験舞台)になることを期待する」と語った。
  • 毎日経済_キム・ギチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-18 17:33:10




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