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「息が詰まる規制の国、韓国、いっそスロベニアが良い」


◆規制共和国の実像/ルノー、軽自動車基地選定の秘話◆

  • 「息が詰まる規制の国、韓国、いっそスロベニアが良い」
フランス代表の自動車メーカーであるルノーは、2年前に新たな軽自動車の開発「エジソンプロジェクト」のための研究開発(R&D)投資を検討した。当時、候補地はすでにルノーの工場があった韓国(ルノーサムスン)とスロベニアだった。最終的な勝者はスロベニアになった。

ギフン研究所を育てようとしたルノーサムスンには大きな衝撃だった。当時、スロベニアは韓国より経済規模は10分の1にもならず、欧州の財政危機から抜け出せずにいた。しかし、ルノー本社は、韓国政府の外国人投資企業に対する待遇や規制、投資効果を勘案してスロベニアを選んだと伝えられた。

このような事実は最近、ジェローム・パースキー駐韓フランス大使とダビッド・ピエール・ジャリコン韓仏商工会議所会長など、数年間を韓国に居住したフランス人士を通じて確認された。

事実、ルノーのこのような選択は、「規制共和国」大韓民国にすでに予告されたというのが財界の大半の意見だ。韓国ではグローバルスタンダードに合わない、荒唐な規制が当然視されているからだ。12日、全経連は医療・文化・金融・情報通信・物流などの「5大有望サービス産業」で不合理な規制94件に対する改善課題を建議した。

ジャリコン会長は「韓国は欧州よりも外国企業に対する規制が多く、インセンティブも不足している方だ」と指摘した。

パースキー大使は「フランス北部リール地域に工場をすでに持っている日本のトヨタ自動車が生産設備を追加で増やす時、新規投資と同じような同一のインセンティブとメリットを与えられた」と語った。

外国企業を立ち去らせる代表的なものは、韓国における企業規制の象徴とも言える首都圏規制だ。10大グループのある役員は、「イギリス・フランス・日本はもちろん、欧州の主要国は首都圏の規制を既に廃止した」とし、「首都圏規制を行っても、地方の競争力が存続するのではなく、国内外の企業の投資意欲だけがそがれるという事実を切実に悟ったたため」と説明した。また、△建設業界の仕切り規制、△レンタカー事業に対する規制、△投資開放型医療法人設立規制なども、企業の新規投資をさえぎる規制だ。
  • 毎日経済_キム・ウンピョ記者/ユン・ウォンソプ記者/キム・ドクシク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-12 17:29:21




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