トップ > 数字経済 > 企業 > ポスコエネルギー、東南アジア事業を中心にターンアラウンド狙う

ポスコエネルギー、東南アジア事業を中心にターンアラウンド狙う


  • ポスコエネルギー、東南アジア事業を中心にターンアラウンド狙う
  • < ポスコエネルギー海外進出 >

この数年間、国内の電力供給過剰で実績が不振だったポスコエネルギーは、今年は東南アジアを中心とした発展途上国の事業を通じてターンアラウンドを狙う。ポスコエネルギーは24日、昨年10月に竣工した1200MW(メガワット)規模のベトナム・モンドゥオンII火力発電所が正常稼動し、今年は発電所だけで最大300億ウォンの営業利益を実現するものと見られると明らかにした。ポスコエネルギーの営業利益が一年で1000億ウォン程度という点を勘案すれば、今年から30%ほど増えるわけだ。

2011年の「ブラックアウト(大停電)」事態以後、ポスコエネルギーをはじめとする民間発電企業が大挙して市場に参入したうえに不況までが重なり、電力がありあまっている状況が続いている。おまけにポスコエネルギーは、2013年に売上高2兆9013億ウォンを記録した後、2014年(2兆5337億ウォン)と2015年(1兆9099億ウォン)は急減した。このことから上場も持ち越されている。

供給飽和状態の国内電力市場の限界を克服するために、ポスコエネルギーは2014年から海外に目を向けた。

積極的にインドネシアやベトナム、モンゴルなどの発展途上国の電力市場のドアをノックしたわけだ。 2014年1月、海外初の発電所のインドネシア副生ガス発電所が正常に稼動すると勢いがついた。その年の6月、モンゴルのウランバートル市から450メガワット規模の石炭火力発電所の優先交渉者に選定され、昨年10月には18億5000万ドルが投入されたベトナムのモンドゥオンII石炭火力発電所が竣工した。

ポスコエネルギーの関係者は、「米国や日本などの先進国ではなく、電力需要が多くなる発展途上国で成功する可能性が大きかった」とし、「モンドゥオンII石炭火力発電所はベトナム初の民間石炭火力発電事業で、ベトナムの総発電設備容量の約4%を担当している」と説明した。この関係者は続けて「モンドゥオンIIの竣工で、1200メガワット規模のベトナム・クインラップ IIプロジェクトをもう一度推進する機会を得て、今年2月にベトナムの地方自治体と覚書(MOU)を締結した」と付け加えた。

去る2月に経済制裁が解けたイラン市場にも進出した。ポスコエネルギーはイランの鉄鋼企業PKPと、500メガワット規模の副生ガス発電所の建設と淡水化事業の推進のための了解覚書を締結した。
  • 毎日経済_ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-03-24 21:37:39




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア