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全世界からラブコールを受けるLS、相次ぐ受注を導いた「海外経営」


  • 全世界からラブコールを受けるLS、相次ぐ受注を導いた「海外経営」
△写真=26日、具滋烈(ク・ジャヨル)LSグループ会長は独ハノーバーメッセを訪問し、シーメンスの統合電力管理との統合自動化技術について説明を聞いている。 [写真提供=LS]

LSグループの各中核系列会社が海外で相次いで「受注テバク(大当たり)」を爆発させるなかで、最高幹部陣も海外の新成長動力の発掘により素早く乗り出している。特に具滋烈(ク・ジャヨル)LSグループ会長は4月初めから5月初めまでの一ヶ月間、日本やドイツの3カ国を回った。ク・ジャヨル会長が移動した距離だけを合わせても2万1000キロ以上で、地球一周(約4万キロメートル)の半分を超える。特に制裁が解除されて市場開放なったイランには、去る2月に続いて2ヶ月ぶりにまた訪問するなど、事業の見通しが良い地域に集中的な強行軍を展開している。

グループの中核系列会社のLS電線とLS産電は、昨年から最近まで米州・欧州・アジアなどで大規模なプロジェクトの受注に成功している。それこそ全世界からLSが「ラブコール」を受けているわけだ。 LS電線の場合、昨年末に米国で5500万ドル規模の超高圧ケーブルの供給契約を締結したことに続き、今年も1月から最近までに、カナダ・米国・デンマークで1万5600万ドル規模のプロジェクトを受注した。

LS産電もイラクで昨年5月、ガス絶縁開閉装置(GIS)変電所プロジェクトを1億4700万ドルで受注したことに続き、今年は日本で113億円規模の太陽光発電所プロジェクトに参加することになった。

ク・ジャヨル会長は、低迷しているグループの雰囲気の刷新と新成長動力の模索という2つの課題を抱えて、4月初めに海外訪問の途に発った。特に日本・ドイツなどの技術先進企業の主要経営陣と会って事業の協力と拡大を議論し、最新の技術動向を直接経験した。

4月初めに訪問した日本でク会長は、LSグループの長年の事業パートナーに会って協力関係を強固にした。 LSニッコー銅製錬株式会社との共同出資社である「JX金属株式会社(JX Nippon Mining & Metals)」の大井社長とは、今後の同鉱石などの原料購入方法におけるシナジー効果の創出方案などについて議論した。

LSグループの関係者は、「ク会長は自動車用電装部品や電線など、LSの主な事業分野に加えて超伝導ケーブルや太陽光発電など、日本の未来をリードする技術と再生可能エネルギー分野の市場への進出可能性も打診した」と明らかにした。

その後、25日に到着したドイツでは産業博覧会「ハノーバーメッセ」を参観した。ハノーバーメッセは産業分野では世界最大規模の展示会で、LS産電の場合は2000年から17年間、毎年参加して電力・自動化分野の技術と製品を公開してきた。

ク会長は「ここでシーメンスやABBなどのグローバル企業を見て、目先の売上げ効果よりも遠くを見据えた統合ソリューションを中心に会社を育てて、ブランド認知度も高める」と強調した。

ク会長の最後の海外訪問日程はまさにイランだ。イランは電力と通信インフラが老朽化したり不足して、今後の発電量拡充のための送・配電分野のビジネスチャンスが拡大すると見られるからだ。ク会長は来月1日、イラン経済使節団の隊列に合流してビジネスフォーラムに参加するが、去る2月にイランを訪れた後の2ヶ月ぶりに再びイランを訪問する。

LSグループの関係者は、「エネルギーとインフラ分野での新たなビジネスチャンスを発掘する」とし、「特にトラクター・射出・プラント分野で大型プロジェクトの発注が予想され、LS電線とLS産電、LSエムトゥロンとLSメタルなどの事業進出の可能性が大きい国」だと説明した。
  • 毎日経済_ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-27 22:22:32




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