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日本テレビ市場でパナソニック・シャープを抜いたLG電子

オールレッドテレビ前面に出しプレミアムシェア2位…1位ソニーを猛追 

  • 日本テレビ市場でパナソニック・シャープを抜いたLG電子
  • < 日本プレミアムテレビ市場でのシェアが高まっているLG電子 >

ソニー、パナソニック、シャープなどの現地ブランドが強力に市場を掌握している日本のテレビ市場で、LG電子が意味のある成長を見せている。プレミアム市場を中心にシェアの拡大に乗り出しているのだ。

22日、市場調査機関IHSによると、日本の1台当たり2500ドル以上のプレミアムテレビ市場シェア(金額ベース)で、LG電子が昨年第3四半期にシャープを抜いて2位になった。

1位のソニーが市場の半分である50%を占め、LG電子が32.7%を記録したものだ。

続いて、第4四半期にはLG電子の市場シェアが42.8%まで上がり、ソニー(57.2%)と共に事実上、市場を二分する姿を見せた。シャープ、パナソニック、東芝などがプレミアムブランドテレビ市場で伸び悩むあいだ、LG電子がその空白を迅速に埋めて入った。

日本プレミアムテレビ市場は、昨年第2四半期だけでもシャープが1位を記録するなど、ソニーと共に二強体制を構築したが、昨年から事業構造調整に入りながら、現在、新製品発売を中止した状況だ。シャープは昨年、北米テレビ市場からの撤退を宣言し、メキシコテレビ生産工場を中国のハイセンスに売却するなどとテレビ事業に対する強力な構造調整を進めている。

日本の消費者が注目するLG電子の製品は、有機発光ダイオード(OLED)テレビだ。既存のLCDテレビと差別化された画質に、薄い厚さを利用したデザインなどが消費者の関心を引くものと分析される。65型サイズLGウルトラオールレッドテレビ(65EG9600)は昨年末、日本の最高AV雑誌『ハイヴィ(HiVi)』で、60~69型の大型テレビの中で2015年の下半期最高の製品に選定されるなどと製品の競争力を認められている。日本内部で外国産ブランドが1位を占めたのは非常に異例なことだ。

自国製品だけ愛用して日本だけで使用されている技術が多いという意味で、電子業界「ガラパゴス諸島」と呼ばれる日本は外国の家電メーカーには墓場と呼ばれた。
  • 毎日経済 イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-22 17:31:13




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