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輸入車の修理・部品費が安くなる

ベンツEクラスなどが車両等級評価を申請…輸入車保険料引き下げの見通し 

国内輸入車販売1・2位を争うメルセデス・ベンツとBMWは、車両モデルの等級評価に参加することにし、修理費と部品費などが低くなり、これによる保険料も下がるだろうと予想される。

BMWコリアは、来年1月ごろに発売予定の新型5シリーズについて、車両等級評価を受けることに最終決定した。BMWコリアの関係者は13日、「国内消費者の保険料引き下げのため、来年初めに発売する新型5シリーズの車両等級評価を実施することに最終決定した」とし、「モデル全体に対する等級評価は時期尚早だが、最も人気のあるモデルの5シリーズを評価対象としたことは意味がある」と伝えた。ベンツコリアは、今月末に発売される10世代新型Eクラスの車両等級評価を最近、保険開発院に申請した。ベンツコリアの先制的攻勢が、ライバルであるBMWの保険料引き下げにつながったというわけだ。

保険料の引き下げ幅は、等級評価の結果が出てから最終的に確定する。輸入車全体で最も売れているBMW5シリーズが、保険料の引き下げにつながる車両等級評価を受けることにしたことで、他の輸入車にも影響を与えるものと見られる。車両等級評価は、事故が発生した時に車両モデル別に損傷の程度や修理の容易性、部品価格や損害率に応じて等級を付け、保険料の基準とする制度だ。

一般的に等級評価を申請すると、各自動車メーカーは良い等級を受けるために修理・部品費を自発的に下げ、保険料が安くなる結果につながる。しかし、これまで輸入車は国産車とは異なり、車両等級評価を受けていなかった。代わりに、慣行的にモデル・ブランド別に過去の損害率の実績をもとに評価を受けてきた。高所得顧客層が多く、輸入車業界の特性上、保険料が高くても車両がよく売れているという理由からだ。

しかし自動車保険の損害率が高まり、保険業界では高い修理費問題を改善するために、輸入車も修理費評価を通じて等級を付けるべきだという指摘が継続的に提起されてきた。また、最近「ディーゼルゲート」問題で輸入車業界が顧客の信頼と名声に大きな打撃を受けたうえ、輸入車販売も急峻な上昇曲線が折れたことで、変化の兆しが起こり始めた。輸入車業界内で保険料の引き下げの必要性が高まったということだ。

昨年、韓国GMの「インパラ(Impala)」が輸入車の中で初めて等級評価を受け、低廉な保険料を策定された。ボルボも今月に発売するスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)「オールニューXC90」に対する等級評価を依頼し、評価が行われているところだ。フォルクスワーゲンも新型「パサート」に対して車両等級評価を受け、保険料が20%ほど引き下げられた。
  • 毎日経済 チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-13 17:28:37




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