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斗山重工業、イランで初の海水淡水化プラント工事契約…2200億ウォン規模


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斗山重工業はイランで初の海水淡水化プラントの工事契約を獲得し、年初の西側経済制裁解除後に大きく背伸びをするイランの市場攻略を本格化している。斗山重工業は27日、イランの民間企業サゼサジャン(SazehSazan)社と2200億ウォン規模の海水淡水化プラントの工事契約を結んだと明らかにした。

2010年の対イラン経済制裁が開始されて以来、今年に解除されるまでに、イランで淡水化事業を受注した企業は斗山重工業が唯一だ。

斗山側はイランなど中東を踏み台にして、最近売上げへの打撃がひどい淡水・水処理部門を高付加価値事業に育てる方針だ。イランの淡水化プラントは、南部ホルモズガーン州の州都であるバンダレ・アッバース地域に鉱山用淡水を生産する設備として建てられる。一日の淡水生産量は20万トンで、67万人が同時に使用できる量だ。年内に工事を始め、2018年に竣工する予定だ。

今回のプラント受注は先月、1962年の国交正常化以来で54年ぶりに開かれた韓・イラン首脳会談の後に口火が切られた。ユン・ソグォン斗山重工業ウォーターBG長は、「4月にイラン国営上下水エンジニアリング会社(NWWEC)と水事業協力のための覚書(MOU)を締結するなど、イラン市場への進出のために粘り強く努力した」とし、「韓・イラン首脳外交以後、受注が本格的に可視化した」と語った。斗山重工業は設計から機材供給・建設などの事業を一括して推進する。 2018年10月以後は12年間、メンテナンス事業も任される。

これまで斗山重工業淡水部門の実績は低迷した状態だった。世界的な業況不振のうえに斗山グループの財務危機感などが重なり、2012年に9273億ウォンに達した売上げは、昨年は4611億ウォンにまで縮んだ。

斗山側はイランなどの中東市場を起点に、高付加価値プラントの受注に力を入れる方針だ。イランのプラントには、高性能フィルターを介して海水をフィルタリングして淡水を生産する核心技術(逆浸透方式)が採用される。斗山重工業は先月にも、クウェートで同様に一日90万人が利用できる大規模な海水淡水化プラント事業を獲得した。

昨年以来、斗山重工業がオマーンとクウェートやイランなど、中東で受注した事業規模だけでも7600億ウォンに達する。ユンBG長は「イランとは受注を足がかりに、2018年には20億ドルと見込まれる地元の水市場攻略を強化する」と強調した。

斗山重工業の関係者は、「主力市場の中東で大規模な海水淡水化プラントの受注に成功し、市場での確固たる地位を築いた」とし、「グローバルな海水淡水化逆浸透市場を積極的に攻略する」と説明した。

専門誌「グローバルウォーター・インテリジェンス(GWI)」によると、世界の水市場規模は昨年の6940億ドルから2020年には8341億ドルに、20%成長すると観測される。
  • 毎日経済_キム・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-27 20:23:01




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