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世界最大のインターネット動画ストリーミングサービス企業のNetflix（ネットフリックス）は、韓国で「オリジナルコンテンツ」を作る。
ネットフリックスの共同創設者兼最高経営責任者（CEO）のリード・ヘイスティングス氏は先月30日、ソウル市汝矣島のコンラッド・ソウルでの記者懇談会の後、毎日経済新聞と会って「韓国で独自コンテンツの制作を考慮しており、まもなく発表するつもり」だと語った。
この日の懇談会ではテッド・サランドス最高コンテンツ責任者（CCO）など、ネットフリックスの役員が韓国進出以来で初めて総出動した。
ネットフリックスは全世界190カ国以上で、8100万人の加入者を確保した世界最大のOTT（インターネットを通じたビデオ視聴）事業者だ。 2013年に利用者の視聴行動を分析して製作した独自のコンテンツ「ハウス・オブ・カード」がものすごい成功を収めて以後、ビッグデータ分析を通じたコンテンツの巨人に成長した。ネットフリックスはこのようなコンテンツを「オリジナル」と呼んでいる。昨年、ネットフリックス・オリジナルのうち39作品がエミー賞部門にノミネートされるほど、興行性と作品性を兼ね備えているという評価を受けている。
去る1月、韓国にも上陸した。 「国内コンテンツ市場を独占するだろう」という憂慮とは違い、まだ「コップの中の嵐」にとどまっている。韓国語の視聴者のためのコンテンツが不足し、サービスも手抜きだという指摘が多い。
ところが、今までは「味見」レベルだったのだろうか。ネットフリックスは韓国でもオリジナルコンテンツを制作するという方針を打ち出した。このために韓国のコンテンツ制作者や俳優・作家などに会っている。国内コンテンツ業界が恐れるのはSKテレコムのCJハロービジョン買収ではなく、ネットフリックスという怪物になるかも知れない。
この日、ヘイスティングスCEOが毎日経済新聞に伝えたところによると、ネットフリックスはポン・ジュノ監督を支援し、江原道で映画『オクチャ』を撮影している。この映画は来年、ネットフリックスで独占公開される予定だ。
ヘイスティングスCEOは「韓国コンテンツにどのくらい投資するかは明らかにできないが、『オクチャ』は韓国映画史上最大の規模で撮影されている」と断言した。昨年、映画俳優のペ・ドゥナが出演してウォシャウスキー姉妹がメガホンをとったTVシリーズ『センス8』セカンドシーズンもソウルで撮影される。ドラマワールドと呼ばれる番組も始まる。サランドスCCOは、「自分が好きなドラマの中に入るという幻想を描いた作品」だとし「LAで撮影して英語と韓国語で製作されるこの作品は、韓国の俳優とKポップスターたちが大挙出演する」と説明した。大型コンテストの芸能モノ「ピースマスター」も準備中だ。放送人のパク・キョンリム氏がMCに抜擢されたし、現在は米カリフォルニア州で作業が進められている。
ネットフリックスは自社のコンテンツ制作のノウハウをはじめ、世界的に流通する「波及力」も強みとして打ち出した
ヘイスティングスCEOは「ハリウッドとは異なり、ネットフリックスのコンテンツはいつ・どの言語で制作されるかにかかわらず、全世界の観客に到達できる」とし、「既存のテレビ番組が持っているストーリーテリングと、インターネットによる技術革新を同時に追求したおかげだ」と強調した。
韓国ケーブル事業者や電子業界との接触も拡大している。ネットフリックスは最近、国内ケーブル業者のディライブ（旧シーアンドエム）とのパートナーシップを発表し、セットトップボックスにネットフリックスのコンテンツを搭載した。リモコンにもネットフリックスのボタンがある。スマートTVと関連し、サムスンやLGとの議論が盛んだ。スマートTVとの協力関係のため、ヘイスティングスCEOはサムスン電子本社のある水原を、ソウルよりもはるかに多く訪問したほどだ。
ヘイスティングスCEOは「海外市場への進出時、最大7年の間に高速インターネット世帯数の3分の1をネットフリックスの加入者に切り替えると、収益性の面で成功したものとみなす」とし、「今後は韓国でも着実に努力する」と語った。
国内にはワッチャのようなネットフリックスと同様のサービスを安価に提供するサービスもある。月購読料を下げる計画があるのかという質問に、ヘイスティングスCEOは「月9580ウォンは非常に安い価格だと思う」とし、「価格調整計画はない」と釘をさした。
ネットフリックス、韓国でオリジナルコンテンツを制作
ネットフリックス、韓流コンテンツを世界に
< ネットフリックスのリード・ヘイスティングス創業者（左）とテッド・サランドス最高コンテンツ責任者。 >
ネットフリックスの共同創設者兼最高経営責任者（CEO）のリード・ヘイスティングス氏は先月30日、ソウル市汝矣島のコンラッド・ソウルでの記者懇談会の後、毎日経済新聞と会って「韓国で独自コンテンツの制作を考慮しており、まもなく発表するつもり」だと語った。
この日の懇談会ではテッド・サランドス最高コンテンツ責任者（CCO）など、ネットフリックスの役員が韓国進出以来で初めて総出動した。
ネットフリックスは全世界190カ国以上で、8100万人の加入者を確保した世界最大のOTT（インターネットを通じたビデオ視聴）事業者だ。 2013年に利用者の視聴行動を分析して製作した独自のコンテンツ「ハウス・オブ・カード」がものすごい成功を収めて以後、ビッグデータ分析を通じたコンテンツの巨人に成長した。ネットフリックスはこのようなコンテンツを「オリジナル」と呼んでいる。昨年、ネットフリックス・オリジナルのうち39作品がエミー賞部門にノミネートされるほど、興行性と作品性を兼ね備えているという評価を受けている。
去る1月、韓国にも上陸した。 「国内コンテンツ市場を独占するだろう」という憂慮とは違い、まだ「コップの中の嵐」にとどまっている。韓国語の視聴者のためのコンテンツが不足し、サービスも手抜きだという指摘が多い。
ところが、今までは「味見」レベルだったのだろうか。ネットフリックスは韓国でもオリジナルコンテンツを制作するという方針を打ち出した。このために韓国のコンテンツ制作者や俳優・作家などに会っている。国内コンテンツ業界が恐れるのはSKテレコムのCJハロービジョン買収ではなく、ネットフリックスという怪物になるかも知れない。
この日、ヘイスティングスCEOが毎日経済新聞に伝えたところによると、ネットフリックスはポン・ジュノ監督を支援し、江原道で映画『オクチャ』を撮影している。この映画は来年、ネットフリックスで独占公開される予定だ。
ヘイスティングスCEOは「韓国コンテンツにどのくらい投資するかは明らかにできないが、『オクチャ』は韓国映画史上最大の規模で撮影されている」と断言した。昨年、映画俳優のペ・ドゥナが出演してウォシャウスキー姉妹がメガホンをとったTVシリーズ『センス8』セカンドシーズンもソウルで撮影される。ドラマワールドと呼ばれる番組も始まる。サランドスCCOは、「自分が好きなドラマの中に入るという幻想を描いた作品」だとし「LAで撮影して英語と韓国語で製作されるこの作品は、韓国の俳優とKポップスターたちが大挙出演する」と説明した。大型コンテストの芸能モノ「ピースマスター」も準備中だ。放送人のパク・キョンリム氏がMCに抜擢されたし、現在は米カリフォルニア州で作業が進められている。
ネットフリックスは自社のコンテンツ制作のノウハウをはじめ、世界的に流通する「波及力」も強みとして打ち出した
ヘイスティングスCEOは「ハリウッドとは異なり、ネットフリックスのコンテンツはいつ・どの言語で制作されるかにかかわらず、全世界の観客に到達できる」とし、「既存のテレビ番組が持っているストーリーテリングと、インターネットによる技術革新を同時に追求したおかげだ」と強調した。
韓国ケーブル事業者や電子業界との接触も拡大している。ネットフリックスは最近、国内ケーブル業者のディライブ（旧シーアンドエム）とのパートナーシップを発表し、セットトップボックスにネットフリックスのコンテンツを搭載した。リモコンにもネットフリックスのボタンがある。スマートTVと関連し、サムスンやLGとの議論が盛んだ。スマートTVとの協力関係のため、ヘイスティングスCEOはサムスン電子本社のある水原を、ソウルよりもはるかに多く訪問したほどだ。
ヘイスティングスCEOは「海外市場への進出時、最大7年の間に高速インターネット世帯数の3分の1をネットフリックスの加入者に切り替えると、収益性の面で成功したものとみなす」とし、「今後は韓国でも着実に努力する」と語った。
国内にはワッチャのようなネットフリックスと同様のサービスを安価に提供するサービスもある。月購読料を下げる計画があるのかという質問に、ヘイスティングスCEOは「月9580ウォンは非常に安い価格だと思う」とし、「価格調整計画はない」と釘をさした。
- 毎日経済_イ・ギョンジン記者／写真＝イ・チュンウ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-06-30 20:41:13
