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ギャラクシーノート7、リコール順調…28日に販売再開


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米国やカナダなどを中心に出荷国の半数以上でギャラクシーノート7のリコールが行われるなどはずみを受け、いまや爆発論難のあった既存の製品から、来る28日(国内基準)に販売が再開される「新しいギャラクシーノート7」に視線の中心が移動している。業界では販売再開後の実績が、サムスン電子のスマートフォンに対するグローバル顧客の再評価を示すと見て注目している。

国内消費者の製品交換もますます増えてはいるが、米国・カナダ・シンガポールなどの外国に比べると交換の速度は遅いことが分かった。

22日の移動通信業界によると、ギャラクシーノート7を交換した国内の利用者は三日間で10万人を超えた。サムスン電子が国内市場で交換プログラムを開始した19日に2万人がギャラクシーノート7を交換したことに続き、20日と21日にはそれぞれ3万~4万人が既存製品を返却した。

これによって、21日までに10万人以上が新しいギャラクシーノート7を受けとったという集計が出た。払い戻しを受けて契約そのものを終了する開通キャンセルは1万8000人で、全体の購入者のうちの4.5%にとどまった。このように、国内の消費者はリコールに対する反応が遅く契約解除が珍しいという理由から、サムスン電子製品に対する国内消費者の信頼をあげることもある。

サムスン電子は、交換プログラムに支障がないように、交換初日は10万台のギャラクシーノート7を移動通信3社の代理店と流通チャネルに供給した。以後、毎日5万~6万台ずつ追加で供給した。流通の現場ではギャラクシーノート7の窓口を別にするなど、交換作業を最優先にしている。

既存のギャラクシーノート7はソフトウェアの自動アップグレードによって、バッテリーを60%だけ充電することができる。新しいギャラクシーノート7に交換する消費者には、将来の通信費の一部が支援されることが交換の動機となっている。

サムスン電子は25日までに総40万台の交換製品の供給を終える計画だ。 28日から通常販売を行う計画で、予約購入者のうちでまだ端末を受けとっていない消費者に限り、26日から購入できるようにした。

移動通信業界の関係者は、「交換用製品の需給は順調に行われている」とし、「消費者の安全のため、可能な限り迅速に既存のギャラクシーノート7を交換してほしい」と語った。

カナダは12日から、シンガポールは15日から製品の交換を実施している。シンガポールでは半数以上の消費者が製品を交換し、今週中にはリコールはほぼ仕上げの段階に入ると思われる。

去る21日からは米国と豪州での交換が開始された。米国は一日でリコール対象の半分の水準である50万台の製品が交換されるほど、きわめて迅速にリコールが行われている。

サムスン電子の関係者は、「ギャラクシーノート7の出荷局(10カ国)で、今週中にすべて交換作業に突入することになる」と説明した。

製品の交換が速やかに行われているだけに、補償を狙った虚偽申告もあるものと思われる。

先立って中国で発生した発火事故はブラックコンシューマーの自作劇だったし、ギャラクシーノート7の発火が原因だと主張していた米国車の全焼事件も、ギャラクシーノート7との関連性を見つけることができないという、現地消防当局の調査結果が出たりした。

このように製品の交換に加速度が加わって、AppleのiPhone 7シリーズが完売行進を継続する中で、転売に突入する「新しいギャラクシーノート7」がどのような成績をあげるのかに業界の関心が集まっている。サムスン電子の関係者は、「ギャラクシーノート7の国内販売の再開をはじめとし、世界市場でまたがんばる」と語った。

一方でサムスン電子は22日、国内のギャラクシーノート7の開通キャンセル期間を今月末まで延長することにしたと発表した。サムスン電子の関係者は、「19日に終了した開通キャンセルを今月末までに延長し、通信社内でサムスン電子以外の会社の製品を含むモデルに機器変更できるように、キャリアと追加協議した」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ギョンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-25 09:34:40




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