トップ > 数字経済 > マーケット > ハンコック、クムホ、ネクセンの超高性能タイヤの販売比率が急増

ハンコック、クムホ、ネクセンの超高性能タイヤの販売比率が急増


  • ハンコック、クムホ、ネクセンの超高性能タイヤの販売比率が急増
ハンコック、クムホ、ネクセンなど、国内タイヤ3社は、第3四半期の売上が減ったにもかかわらず、超高性能タイヤ(UHPT・Ultra High Performance Tire)の販売拡大をもとに増えた営業利益の数値を発表した。最近、ハンコック、クムホ、ネクセンなど、国内タイヤメーカー3社が公示した資料によると、3社の第3四半期の総売上高は2兆8379億ウォンで、前年同期(2兆9129億ウォン)に比べて2.6%減少した。一方、営業利益は3720億ウォンで、前年同期(2874億ウォン)より29%急増した。

3社の良好な実績は、UHPTの比重拡大に伴う製品ミックスの改善が後押しした。第3四半期の売上高のうち、UHPTの販売が占める規模はネクセンタイヤが43.1%、ハンコックタイヤが34.2%まで上昇し、それぞれ前年同期比2~3%ポイントほど増えた。クムホタイヤの17インチ以上のタイヤの販売比率は過去最高水準の37.2%を記録した。

コンサルティング会社のスミサーズラプラ(Smithers Rapra)は、2020年に全世界のUHPT市場規模が44兆ウォンに達すると予想した。扁平比が通常のタイヤに比べて低く、側面が強くて押し出される現象が少なく、制動性能が良くなる。高速で走るときにはタイヤの変形現象も減って走行可能限界速度が上がる。UHPT1個の価格は15万~100万ウォンと、一般のタイヤに比べて少なくは15%、多くは3倍まで高い。

ネクセンはUHPT販売に全社の能力を傾けている。中国(53%)、欧州(47%)などの拠点市場ではUHPT販売比率が50%を前後する。これによりネクセンは前四半期の売上高(4702億ウォン)がクムホタイヤ(7101億ウォン)に比べて大きく劣るものの、営業利益(654億ウォン)はクムホ(95億ウォン)の7倍に達する。クムホタイヤは今年5月に竣工した米国ジョージア州の工場を、グローバル市場UHPT供給拡大の前哨基地にするという戦略だ。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-20 18:10:33




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア