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サムスン重、新年初の1兆5000億ウォン規模の大型受注に成功


  • サムスン重、新年初の1兆5000億ウォン規模の大型受注に成功
サムスン重工業が2017年新年に入って、国内造船業界初の受注に成功した。受注規模も1兆5000億ウォン(約12億7000万ドル)で超大型プロジェクトだ。原油価格の下落で苦戦を強いられている海洋プラント市場が、原油価格の上昇と共に徐々に回復局面に入るとみられ、追加受注に対する期待感も高まっている。

サムスン重工業は5日、オイルメジャーのうちの1カ所である英国のBPが発注するマッドドッグ(Mad Dog)Ⅱプロジェクトの浮遊式海洋生産設備(FPU)を、約1兆5000億ウォンで受注したと明らかにした。国内造船会社のうち、今年初の受注ニュースだ。

1998年に発見されたメキシコ湾のマッドドッグ油田は、米国ニューオーリンズから南に300キロ離れている。2005年から生産を始め、現在、1日に原油を8万バレル、天然ガスを6000万立方フィートをそれぞれ汲みあげている。総事業費は90億ドルと推定され、BPが株式60.5%を保有している。

サムスン重工業が受注したFPUは、1日に原油11万バレルと天然ガス2500万立方フィートの生産が可能だ。自体重量だけで5万8000トンに達する大型設備で、引き渡し予定日は2020年8月だ。

サムスン重工業は、ENIが発注する3兆ウォン(約25億ドル)規模のモザンビークコーラルFLNG(液化天然ガス浮遊式生産・貯蔵・荷役設備)プロジェクト契約の締結も控えており、年初から海洋部門で相次いで超大型の受注実績を上げる見込みだ。このプロジェクトに、サムスン重工業はフランスのテクニップ、日本のJGCなどとコンソーシアムを組んで参加している。
  • 毎日経済 ムン・ジウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-01-05 17:13:46




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