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ジースマット、LED内蔵で動画表示可能の透明電光ガラスを開発

www.g-smatt.com 

  • ジースマット、LED内蔵で動画表示可能の透明電光ガラスを開発
  • < G-SMATT社のスタッフが動画表示も可能なスマートガラスについて説明している >

中国、上海経済地域のランドマークビルである上海証券取引所。最近、この建物は内部を改造して、中央のメインホールに特異な透明エレベーターを設置した。外からエレベーターの内部が明るく見えるのは基本で、随時に透明ガラス自体がテレビのように華やかで多様な映像を表示する。

この透明ガラスは単純な建材ガラスではない。この透明ガラスはエレベーターをはじめ建物の外壁に使用され、ミュージックビデオや広告のようなフルカラー動画を表示するディスプレイの役割まで果たすが、韓国の中小企業が初めて開発して輸出したものだ。

韓国京畿道の平沢(ピョンテク)にあるジースマット社(G-SMATT、代表イ・ホヂュン)は、2年余りの産学の研究開発(R&D)を通じて昨年、透明電光ガラス(商品名スマートガラス)の開発を完了し、今年から世界市場に本格的に供給を始めた。

暁星(ヒョソン)グループの系列会社「ギャラクシア・エレクトロニクス(GALAXIA ERECTRONICS)」は、欧州・中東6カ国に対する総販売代理店契約を結ぶなど、市場の関心を集めている。ジースマットは世界市場攻略に速度を加えるために、大手企業と手を組んだり、外国との合弁法人を設立している。

イ・ホヂュン代表は、「既に今年の2月、中国の大型国有企業CECEP(中節能太陽能科技有限公司)と技術ロイヤリティ100億ウォンを得る条件で合弁法人を設立し、来年の下半期から中国全域にスマートガラスを販売する予定」だとし、「今年中に米国・メキシコ・香港・シンガポール・日本・カタールなど、10カ国以上のランドマークビルを中心に輸出するつもり」と明らかにした。

そして「スマートガラスは電気が通じる電導ガラスの間にLEDを内蔵し、多様な光と‘メディアファサード’機能を発揮する新概念の製品だけに、企業や消費者に本格的に知られると売り上げが急増するだろう」とし、「地味なガラス建材が多様な機能の電子製品と結合して生き生きと動くため、市場では‘夢の原料’として評価されている」と強調した。

メディアファサードとは、建築物の外面の最も中心を指すファサード(Facade)とメディア(Media)の合成語で、建物の外壁などにLED照明を設置して、メディア機能を具現することをいう。

スマートガラスは建物の外壁ガラスのほか、間接照明やインテリア小物、動く歩道など多様なニーズで開発されている中で、国内ではすでにソウルの駅三洞・GFCタワーなどに設置され、改装工事中のCOEX内部にも8月中に設置される予定だ。

イ・ホヂュン代表は、「二枚の電光ガラスの間にぎっしりと植えたLEDを完璧に個別制御できてこそ、フルカラー動画を実現できる」とし、「ごまつぶよりも小さいサイズのLEDに特殊ボンドを付け、はんだ付けをしてガラスに止めるマウント工程、LEDがガラスから絶対に落ちないように固定させるための樹脂注入工程などが独自開発した核心特許技術」と説明する。続けて、「有機発光ダイオード(OLED)などのディスプレイのガラス基板は、技術的な限界のために建材には不向きだ」と付け加えた。

ジースマットは透明電光ガラスに関する国内特許5件を確保しており、8件を出願中だ。国際特許も5件を出願中だ。売上目標は今年が250億ウォン、来年は400億ウォン以上だ。
  • 毎日経済_平沢=ミン・ソッキ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-24 17:08:10




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