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ヨウカー(中国人観光客)帰還?…中国「光棍節」特需狙う流通業界


  • ヨウカー(中国人観光客)帰還?…中国「光棍節」特需狙う流通業界
中国版ブラックフライデー「光棍節」が近づき、流通業界がざわついている。

毎年11月11日に進行される光棍節は、中国最大規模のオンラインショッピングイベントだ。大々的なショッピング雰囲気が形成され、中国だけでなく韓国国内のオンラインモール・免税店などの売上高も増加する時期だ。中でも「高高度ミサイル防衛システム(THAAD/サード)」配置をかけて対立を見せていた韓中政府間に最近雪解けの雰囲気が作られたことで期待がさらに高まっている。

流通業界は今回の光棍節が「ヨウカー(中国人団体観光客)」帰還の幕開けとなるものと見て多様なマーケティング・イベントを行う。

新羅免税店は光棍節に合わせて、新羅インターネット免税店の中国モールとSNSにてイベントを進行する。10日まで新羅インターネット免税店中国モールにて毎日当日使用できる積立金60ドルを贈呈する。光棍節当日から翌日12日まで使用可能な特別積立金も提供する。SNSには「願いを叶える」景品イベントを開く。

新世界免税店は中国人対象インターネット免税店にて「金塊を集めろ」、「11ドルショップ」イベントなどを開く。11日250ドル以上購入時「金塊」1つずつ集めることができ、集めた個数によって景品をプレゼントする。中国モバイル決済プラットフォームの「Alipay(アリペイ)」と提携しキャッシュバックイベントも行う。ロッテ免税店、ドゥータ免税店、ギャラリア免税店なども光棍節に合わせて割引やショッピング積立金贈呈イベントを開く。

免税店のほかに、国内の百貨店・オンラインショッピングモールなども光棍節特需を狙った多様なマーケティングを繰り広げる。ロッテ百貨店は6~15日公式オンラインモール「エルロット」にてオンラインショッピングウィークイベントを開く。海外ブランド、家電・リビング分野の人気商品など総100億ウォン相当の商品を最大40%割引販売する。中でも光棍節と重なる11~12日は「11x11デー」特別割引期間と指定し、景品・割引を強化する。

現代百貨店は逆直購(海外消費者が国内オンラインショッピングモールで商品を直接購入する方式)サイトである「グローバルHモール」をGマーケットグローバルにMall in Mallの形態で入店させ、販売対象国家を既存の50カ国から100カ国まで拡大した。海外でグローバルHモール商品を購入すれば、EMSや中国国際特送業者SFエクスプレスを通じて配送される。現代百貨店の関係者は「昨年、グローバルHモールの年間売上高の20%を光棍節期間にあげており、最近サード葛藤余波により低迷していた中国の売上高も回復の勢いを見せ期待が高い」と話した。

eBayコリアのGマーケットグローバルショップ(英語・中国語ショップ)は来る12日まで「MegaG」割引イベントを開く。100数個のホットディール商品と割引クーポン、配送費割引など多様な特典を準備した。韓中間の雪解けムードに合わせ、昨年対比プロモーション商品物量も30%ほど増やした。

SKプラネット11番街は海外サービスとなる「グローバル11番街」を通じて「11節フェスティバル」など割引イベントを繰り広げる。化粧品、ファッション、児童など多様な分野の商品を最大50%割引し、顧客1111人に条件に合わせて配送費を最大5万ウォンまでサポートする。

流通業界は今回の光棍節の売上高が中国ショッピング需要の動きを見せるバロメータだと評価する。最近若い中国人旅行客を中心にインターネット免税店にて先に買い物する傾向が強まっているためだ。
  • 毎日経済ペク・サンギョン記者 / 写真=イ・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-06 17:10:24




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