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LG生活健康「豪華」集中戦略…上半期最大実績


  • LG生活健康「豪華」集中戦略…上半期最大実績
  • 高速成長するLG生活健康


LG生活健康はラグジュアリー化粧品ブランド「后(WHOO)」に力を得て、第2四半期と上半期を基準にして最大の実績を上げた。

LG生活健康によると24日、第2四半期の売上高1兆6526億ウォンと、上半期の売上高3兆3118億ウォンと集計された。第2四半期と半期ベースではそれぞれ過去最高の実績だ。

持続する内需低迷とサード危機による中国人観光客の減少など、内外の悪材料にもかかわらず「后」が売上を牽引し、史上最大の2四半期および半期業績を上げた。

LG生活健康は「WHOO」と「SUM(スム)」「O HUI(オフィ)」などの高級化粧品ブランドを集中的に育て、効率的な事業ポートフォリオを構築した。化粧品部門で高級ブランドの売上げの割合は約75%(昨年)に達する。

相手先ブランドによる生産(OEM)専門業者が増え、新規化粧品メーカーの市場参入が容易になるやいなや、付加価値の高い高級ブランドに力を集中した。そのおかげで、国内でLG生活健康の高級化粧品ブランドが占める市場シェアは、2015年の19.9%から2016年に初めて20%を超え、昨年は21.1%まで増加した。

特に親孝行ブランドの「WHOO」は、2016年に初めて年間売上げ1兆ウォンを突破した後、今年は7月にすでに売上高1兆ウォンを超えた。最短期間内に1兆ウォンの売上高を達成記録だ。宮中漢方ブランドを標榜したWHOOは中国の消費者に人気が高く、現地の売り場を195ヶ所(第1四半期)から今年は220ヶ所まで拡大する予定だ。

LG生活健康の関係者は、「中国女性の所得水準が高くなり、徐々に高額製品を好んでいる」とし、「王妃の宮廷文化という差別化されたコンセプトをもとにしたカラフルなデザインと、宮廷処方が消費者をひきつけた」と説明した。WHOOの「天気丹(チョンギダン)」シリーズと「秘貼(ピチョプ)」シリーズ、「供辰香(コンヂンヒャン)」シリーズが特に人気だ。

WHOOに加えて天然発酵ブランドSUM」、機能性ブランド「O HUI」など、高額シリーズの売上高が増加し、高級ブランドが化粧品事業を牽引した。 2016年、中国に進出したSUMは第1四半期に71ヶ所の現地売り場は今年中に110ヶ所まで増える予定だ。昨年はO HUIも現地に進出した。

LG生活健康の第2四半期の売上高は、前年同期比で11.1%成長し、営業利益は15.1%増の2673億ウォンと集計された。上半期の売上高は前年同期比で8.7%増加し、営業利益は12.0%増の5509億ウォンを記録した。売上高は2005年の第3四半期以降、51四半期連続で前年同期比で成長した。営業利益も同年第1四半期以来の53四半期連続で増加した。

事業部門別では化粧品事業と飲料事業が成長し、生活用品事業は逆成長した。化粧品事業は第2四半期に売上高9534億ウォンと営業利益1942億ウォンをあげて実績を牽引した。中国の消費者を中心にWHOOの免税店売上高が70%も増加したことが功を奏した。中国でWHOOとSUM、OHUIなどの高級化粧品ブランドの売上高が87%増加し、海外売上高は前年同期比で36%増加した。サード衝撃で中国の実績が縮小した他の企業と対照的だ。

飲料事業は、第2四半期の売上高3620億ウォンと営業利益457億ウォンで、前年同期比でそれぞれ1.8%と1.3%増加した。コカ・コーラとスプライト、モンスターエネルギーなどの販売が大幅に増え、炭酸飲料の売上高は3%増加した。このほかジョージア、すりおろし梨、トレッタなどの非炭酸飲料の売上げも2%成長した。

一方、生活用品事業は第2四半期の売上高3372億ウォンと営業利益273億ウォンで、それぞれ6.0%と27.9%減少した。中長期的に競争力を強化するために、流通在庫を減らして品目数を合理化するなど、事業の健全化作業を推進した。海外事業は継続して成長しており、生活用品全体のビジネスの海外売上高が占める割合は18%に拡大した。

LG生活健康は化粧品事業を強化するために、買収・合併(M&A)に乗り出してポートフォリオを拡大している。化粧品の先進国である日本市場での影響力を強化するために、現地の化粧品会社であるエイボンを6月に買収した。
  • 毎日経済_カン・ダヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-24 18:16:18




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