「済州航空を生かせ」…国策銀行も支援に乗り出す

基幹産業安定基金を投入 

政府は流動性危機に陥っている済州航空(Jeju Air)に対し、国策銀行と基幹産業安定基金(以下、基安基金と略記)の支援を通じていったん流動性危機を解決する方向に梶を取った。

30日の政府によると、政府はこの日午前に構造調整協議体を開き、済州航空の経営正常化のための資金支援方案を議論した。キム・ヨンボム企画財政部第1次官が主宰したこの協議体には、国土交通部、金融委員会、国策銀行などの高位職が参加した。

この日の会議では、政府はKDB産業銀行と韓国輸出入銀行などの国策銀行が、いったん済州航空の運用資金として新規融資を投入することで意見を集めたと伝えられた。残りの不足分は基安基金を通じて満たす方式だ。基安基金もまた済州航空の運営資金用だ。

先だって、済州航空の主債権銀行である輸出入銀行は外部の会計法人とともに実査を行った結果、済州航空に必要な支援金は約1900億ウォンだと発表した。これは航空機のリース費用、人件費、整備費用なのど運営資金で、来年の第1四半期までに必要な額に相当する。済州航空は月額固定費として運営資金400億ウォンが必要だ。

政府は、来年1月に再び実写を通じて済州航空の財務状態を確認し、追加のサポートするかどうかを検討する計画だ。

政府が国策銀行による支援を優先した理由は、何よりも基安基金は設立目的上から劣後支援が主体であるという点だ。基安基金は「コロナ19」で経営難に苦しむ基幹産業を支援するために40兆ウォン規模で造成された一時的な政策資金だ。政府は先にアシアナ航空に対する2兆4000億ウォン規模の基安基金を支援することを決定する前に、産業銀行と輸出入銀行を通じて1兆7000億ウォンの資金を供給している。

また基安基金が高金利という点も、今回の決定に反映されたようだ。アシアナ航空は自社の信用格付け(BBB-)に基づいて、年間7%の金利で基安基金の支援を受けることになった。済州航空は信用格付け(BBB)がアシアナ航空よりも良いが、金利差は大きくない見通しだ。

一方、今回の政府の決定にしたがって済州航空の基安基金の議決は、早けれ来週から中・下旬に行われる見通しだ。国策銀行の済州航空に対する融資承認が先に行われた後、基安基金の運用審議会が済州航空に対する支援案を議決することになる。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-30 17:38:40