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数字経済 > 企業 > ポスコ、豪FMG社とグリーン水素を共同で生産
ポスコは15日、去る14日にソウル市大峙洞のポスコセンターで豪州の鉄鉱石企業FMG(Fortescue Metal Group)と、再生可能エネルギーを活用したグリーン水素事業で相互協力することに合意したと明らかにした。崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコ会長とアンドリュー・フォレストFMG会長はこの日の面談で、両社間の水素事業ビジョンを共有して協力案も議論した。
FMGは世界4位の鉄鉱石企業で、最近は再生可能エネルギーを活用したグリーン水素生産プロジェクトを推進中だ。これにポスコが参加する一方、向後は追加プロジェクトの発掘にも協力する腹案だ。
崔会長は「FMGはポスコに鉄鉱石を安定的に供給している長期契約サプライヤで、両社が協力して競争力のあるグリーン水素を生成し、これを早期に韓国に導入することでグリーン水素時代を前倒しにすることになるだろう」と期待感を示した。フォレスト会長も「グリーン水素とアンモニアは、全世界がクリーンエネルギーに転換することによって、二酸化炭素の排出を削減する重要な要素」だとし、「FMGが進める最初のグリーン水素プロジェクトからポスコが参加し、これを一緒に育てていくことを望む」と語った。
両社は「原料供給~鋼材の生産~親環境発電設備の資材供給」という好循環システムを構築する予定だ。ポスコがFMGから鉄鉱石を輸入した後、これをプレミアム鋼材である「ポスマック(PosMAC)」として生産し、これを再び水素生産のためのFMGの太陽光発電設備に供給する仕組みだ。崔会長は先月、委員長を務めている韓国・豪州経済協力委員会で、海外でグリーン水素を生産して国内に持ち込むビジネスモデルを提示して、そのための重要な地域として豪州とオマーンなどをあげたことがある。