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ガーナアートセンター、イ・イナムの「生まれ変わる光」展を開催

ピエタに対する新しい解釈 

  • ガーナアートセンター、イ・イナムの「生まれ変わる光」展を開催
人気のメディアアーティストのイ・イナム(李二男・45)は、名前の通り次男として生まれた。故郷は全羅南道の潭陽だ。冷たいデジタルメディアで作業をしているが、その中に暖かくて叙情的な感情が溢れている。このためか、2007年から作品を売る珍しいメディアアーティストとしての地位を固めた彼の大規模な新作を見ることができる個展「生まれ変わる光」展をソウル平倉洞ガーナアートギャラリーで開く。

タイトル通り、彼は作家として生まれ変わろうとする意志を示している。また芸術家たちの永遠のテーマである「光」を自分なりに再解釈した作品も披露し注目を集めている。新作30余点の半分以上が、イ・イナムの作品なのかと思うほどに新鮮に迫ってくる。彼の専売特許である「動く名画」シリーズは、2~3点だけだ。特に専攻(朝鮮大学彫塑科)を生かした彫刻を大挙披露する。

その中で最も目立つのは展覧会のタイトル作品である「生まれ変わる光」(写真)。ミケランジェロのピエタ像を模した作品だが、イエス・キリストは、聖母マリアの腕の中から離れて昇天するところだ。作家は「何百年もくっついていたイエスと聖母を離したらどうだろうかと思った」と作品の背景を説明した。このような逆転の発想は、彼の作品の哲学と密接に関連している。彼は「作家の私も現代美術作品を見ると、退屈して耐えることができなかった。人々を作品の前に留まらせたかった」と語った。

彼は人間の肉体と魂をテレビに例える。聖画をパロディして、イエスが十字架ではなく、テレビを背負っている場面も見ることができる。作品は、ガーナアート釜山とソウルスクエアメディアキャンバスでも展示される。展示を貫通する主題は、冷たいデジタルにどのようにアナログ的な感性を入れることができるかだ。

作家は2015年ベニスビエンナーレ特別展「個人的な構築物(Personal Structure)」に招待された。展示は来年2月8日まで。電話(02)720-1020。
  • 毎日経済 イ・ヒャンフィ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-21 17:19:24




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