ネットフリックス対韓国OTTの「コンテンツ大戦」



  • ネットフリックスのオリジナルシリーズ『ペーパー・ハウス』(左)とウェイブで人気を集めるBBCドラマ『ディケンジアン』。 [写真提供=各社]


外出が感染のきっかけになってしまった最近では、最も安全な遊びは部屋の隅に座ってテレビを見ることだ。「コロナ19」が跋扈する時代に「OTT(動画ストリーミングサービス)」が急成長した背景だ。国内では国産OTTのウェイブ(wavve)、ティービング(tving)、ワッチャプレイ(WATCHA PLAY)がネットフリックスの独走を追っている。これらの競争がますます激しくなる中で、各社の人気を集めているコンテンツを分析してみた。

ネットフリックスの強みは、莫大な資金力を土台に生産するコンテンツだ。市場調査会社のBMOキャピタルが予想した、ネットフリックスの今年の投資額は173億ドル(約21兆ウォン)だ。世界の語り手の創意的素材を実現したネットフリックスのコンテンツは、国内でも人気を集めている。その代表的なコンテンツが『ペーパー・ハウス(スペイン)』と『ストレンジャー・シングス 未知の世界(米国)』だ。

『ペーパー・ハウス』はある一人の天才が犯罪者8人を集め、スペイン造幣局の金庫を破る犯罪スリラードラマだ。金の規模が兆単位で大きく、犯罪を総括する人物が現場の外から組織員を制御するインテリジェントな方法で叙事をぎっしりと埋める。ネットフリックス全体のドラマの中で2位に上がったほど、世界的な話題を呼びおこした。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は1980年代の米国インディアナ州の小さな町から始まる。少年が行方不明なって、村には超自然的な現象が起こる。息子を探している母親と友達を探す少年は、政府が極秘実験を行っているという事実を発見してから没入度は高くなる。政府の陰謀、モンスター、超能力などの素材がうまく混ぜ合わさって世界的な人気を集めた。ソウル市麻浦区にドラマの背景を再現したポップアップストアが生まれたほど話題を集めた。


地上波3社とSKテレコムが合作したウェイブ(wavve)は、地上波コンテンツに容易にアクセスできることが強みだ。『ザ・キング:永遠の君主』と『コンデインターン』など、最近の話題作を再視聴することができる。ウェイブのもう一つの強みは、英国の公共放送BBCのコンテンツだ。地上波放送局がこれまで保有してきた、BBC制作のコンテンツを見ることができる。科学や歴史などさまざまなテーマのドキュメンタリーは、知的空腹を満たすだろう。文学愛好家にはBBCドラマ『ディケンジアン』が人気を集めている。大文豪チャールズ・ディケンズの名作小説の主人公を一堂に集めるという想像力で始まった作品だ。『大いなる遺産』『オリバーツイスト』『荒涼館』『クリスマスキャロル』など、小説の中の登場人物30人を探してみる楽しさがかなり良い。

CJ ENMのティービング(tving)の主力は人気芸能ドラマだ。 tvNドラマとエムネット芸能など、若い世代が好むコンテンツがそろっている。芸能では『ユクイズ・オン・ザ・ブロック』『驚くべき土曜日』『知っているお兄さん』が、ドラマでは最近に放映が終了した『賢明な意思生活』『花様年華』などが人気だ。 テレビで見ることができない色のあるコンテンツを求めている人達にとっては、やや惜しいプラットフォームでもあると言える。

国産スタートアップのワッチャプレイ(WATCHA PLAY)は、女性作品を前面に掲げる。最近、独占公開した『My Brilliant Friend(まぶしい友達)』『ワイ・ウィメン・キル』が代表的だ。『My Brilliant Friend』は暴力が一つの言語として通用した1950年代の伊ナポリを背景に、友人の「レーヌ」と「リラ」の関係を盛り込む。貧困にあえぐナポリ郊外の街で、互いに憧れつつ、憎しみなあらまた愛する二人の少女の関係を見事に描写したという評価だ。『ワイウーマンキル』は「殺人が離婚より安い」と主張する女性に関する話だ。

ワッチャプレイはシネフィル(映画ファン)を誘惑するコンテンツでも定評がある。マーロン・ブランドの『ゴッドファーザー』、レスリー・チャンの『欲望の翼』、ヒース・レジャーの『ブロークバック・マウンテン』などの名作ラインナップだけで財布を開く理由は充分だ。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-17 17:40:29