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チェ・ジニョク、「様々な困難に本名も嫌になって改名しました」


  • チェ・ジニョク、「様々な困難に本名も嫌になって改名しました」
「現役入隊ですか?3月に行きます。度々話しているので一人歩きしているようですね。誤解を受ける部分があり悔しくもあるのですが、もう話すのはよそうと。」

記事を通じて数多く見てきた軍入隊の知らせ。申し訳ないが再び尋ねる他なかった。20日、ソウル駅三洞のカフェで出会ったチェ・ジニョクは多少悔しそうに再び話を口にした。彼は昨年8月にソウル警察広報団義務警察に最終合格した。人々は「芸能人が軍隊に気楽に行く」と叱咤した。しかしチェ・ジニョクは入隊を自主的に中止した。

「元々、警察広報団に行こうとしていた理由はそこで演劇が出来るためでした。俳優として日々公演をしたいと思いましたが、軍生活をしながらも可能だというので良いじゃないですか?けれど楽に行こうとしているような誤解が生じたんです。そんな考えは全くなかったのに。堂々と行ってこようと中止しました。メディアを通じて継続して入隊の事実を話したことは、尋ねるので答えるほかないでしょう。むしろ早く行きたいとずっと話していたのですが、そうするほどに誤解だけが大きくなったんです。」

彼は2年間演技が出来なくなることよりも「人々の非難がもっと怖い」と話した。真意とは違う話しが広まれば誰もが困惑するだろう。特に『悪質ネチズンの悪質な書き込み攻勢』は耐えがたくつらい。普段、意志の強い性格のお陰で簡単に「イラっ」とするチェ・ジニョクはSNSをなくした。過去の悪質なネチズンと舌戦を繰り広げたことが話題となったことがある。「アカウントを残しておいたら、きっと悪質なネチズンと喧嘩していた」というのが彼の言葉だ。それでも非難よりも怖いことが無関心だ。

「忘れられるって?私の考えでは演技が上手い俳優は関係ありません。韓国はとても狭いので実力派俳優たちを常に求めています。自分だけが耐え抜けばいつか際立つことができます。軍隊に行くからと今まで私が積み重ねてきた痕跡が消えるわけではないではないですか?『傲慢と偏見』はその中で一番意味の大きな作品でしょう。今回のドラマを通じて私もたくさん発展したと思います。」

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俳優はカメラを通じて演技を上手くするように、人々を騙すことが出来る。間違っていても演出者の技術によって助けを受ける。チェ・ジニョクはけれど「今回は真っ裸で演技したと思います」と所感を明かした。キム・ジンミン監督も「生のままの感じ」を求めたという。

「一番良く聞いた言葉が『常に集中しろ』ということでした。撮影がないときにも常に考えに没頭していました。難しい作品でしたから。だからなぜぼぉっとしているのかという言葉も良く聞きました(笑)。ク・ドンチという人物はふざけていても真剣だったり、ふと折れたりもする立体的な人物です。どうやって表現しようかと悩みが多く苦労しました。誰かが撮影が終わって帰宅して眠れないときは現場ですべてを吐き出せなかった証拠だというんです。幸いにも私は一度もそんなことはありません。家に到着するや倒れました。それほど一生懸命だったため心残りも未練もありません。」

彼はMBCドラマ『傲慢と偏見』にてエリート検事ク・ドンチ役を演じた。地上波ドラマ『初のワントップ主演』だった。検事という専門職を描くだけに台本内容が難しかった。多くの勉強が必要だった。アクションシーンと恋の話も含まれ感情演技が必須だった。

「私がエリート検事の主人公なので事件をリードせねばと思いました。けれど今回のドラマは親切ではありません。台詞で糸口を解かねばならず、演技で事件の説明をせねばならないのですが、検事の正義感、責任感まで見せなければいけませんでした。悩みが多かったですよ。チェ・ミンス先輩が中心をしっかり掴んでくださりたくさん助けとなってくださいました。周辺を良く気遣い温かな人なんですよ。多くの方が気難しい方だと誤解されますが、長男のようなタイプでした。」

彼はけれど、違う難しい点でチェ・ミンスの『話法』を挙げた。チェ・ミンスは公式な席上でも難解な言葉で頭を複雑にすることで有名だ。チェ・ジニョクは「実生活でも言葉を難しくする先輩なので適応出来ませんでした。ただでさえドラマも難しいのに」と言葉尻を濁した。怒られるという予感のせいだろうか。彼は「チェ・ミンス先輩は会話に比ゆを多く使用します。レベルの高い話しも多く学ぶことがたくさんあります」と賞賛してぎこちなく笑った。

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『ク・ドンチ』というキャラクターと実際の自身のイメージの間隔が大きかった点も難題だった。ドラマの中でク・ドンチは部長検事に反抗したかと思えば、いい加減ながらも遊び心の多い姿を見せたりもした。彼は「後者が私には似合う」と自評した。

「背が高く強い印象、またどっしりとした声のお陰でデビュー直後には『室長』のような役を主に演じました。実際はそうではないのに。tvNドラマ『エマージェンシー・カップル(応急男女)』の時くらいの軽さがちょうど良いです。実際の性格は完全に明るいタイプなんですよ。普段にも重い雰囲気が作られることに耐えられません。どんな言葉でも言ってその雰囲気を破ろうとします。ドラマの序盤にク・ドンチがいい加減に出てくるじゃないですか。とても魅力的ではないですか?そうしながらも自分の仕事はとても上手くこなす。ドンチの魅力であり、私の魅力です。」

チェ・ジニョクは2006年KBS『サバイバルオーディション』を通じてデビューした。以降、いくつかの作品に助演として出演し本格的に顔を知らせた。大衆に自身を確実に覚えさせたのは2010年に放送されたMBC『パスタ』でだった。興味深い点はそれまで彼は本名であるキム・テホで活動していたこと。MBC『無限に挑戦』のキム・テホPDと同じ名前だ。『可笑しくも悲しい』エピソードが隠されていた。

「改名は『パスタ』を終えてしました。よくある名前なので。当時には私の記事が載っても『無限に挑戦』のキム・テホPDのために埋まってしまったんです(笑)。さらにその時は仕事も多くなかった時でしたから。俳優に対する悩みも多かったんです。家の事、会社のことが重なって大変でした。そうしていたら平凡な名前がもっと嫌になって…。『チェ・ジニョク』という名前は『ヒョク』を必ず入れたくて付けました。一番似合うものを探してみたら『ジニョク』であり、キム・ジニョクはまたおかしいので最終的に『チェ・ジニョク』となりました。」

不思議なことに名前を変えて仕事が上手くいき始めた。特別出演したMBC『九家の書』では演技力を認められ最終回まで姿を見せた。SBS『相続者たち』では好評を受け、続いてtvN『エマージェンシー・カップル』に主演として抜擢された。『傲慢と偏見』で頂点を取った。彼は2014年MBC演技大賞特別企画部門男性優秀演技賞を手にした。

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映画『神の一手』でもチョン・ウソンと対面する悪役として注目を受けた。冷凍室での裸でのアクションシーンが話題となった。チェ・ジニョクは「その後に作品ごとに服を脱がせようとしてストレスでした。俳優の筋肉に視線が集まることが嫌なんです。むしろ体が良くないことを見せようとわざと運動もしませんでした」と打ち明けた。そうしながらも次の映画では「悪辣な役をやりたい」とし『新世界』のようなジャンルの作品を挙げた。もちろん軍隊に行って来てからのことだ。

「これ以上話したくありませんでしたが、またしてしまいましたね。軍問題により誤解を受けたくありません。除隊後にも静かにいたいと思います。普段、男としてプライドが傷つくことに敏感です。そのため軍隊で話が一人歩きすしているという誤解を受けることがつらくもあります。静かに行ってきます。年を取って入隊するとコソコソ言われることも分かっています。私が甘受する部分でしょう。他人に被害を与えない軍生活をしっかりしてきます。『かっ』とならずに、です(笑)」
  • スタートゥデイ カン・テミョン記者
  • 入力 2015-01-25 08:00:06




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