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バンドになって戻ってきたワンダーガールズ

◆ City Life 第491号…STAR TAP ③/④ 

  • バンドになって戻ってきたワンダーガールズ
まさに今、韓国歌謡界はガールズグループ全盛時代を超えてガールズグループの嵐だ。「それなりにしゃれた」数多くのガールズグループたちが、いくつかしかいないファンを置いて一年間まさにひとしきり戦争を起こしている最中だ。

服は何を着て、また露出はどの程度?ダンスというダンスはすでに全部出ているようだが今回は何で?彼女たちの悩みは尽きない。音楽人というが、アーティストとして差別化された音楽性が不足した状況で競争をするということが決して簡単なことではないというわけだ。そんな意味からもワンダーガールズと言うガールズグループは比較的幸せなほうだ。

もちろん今がそうだというのではなく、また彼女たちがそう考えているということでもない。彼女たちを見つめる多くの音楽専門家たちがそう考えているということ。『Tell me』、『So hot』、『Nobody』に続く過程でのワンダーガールズは本当に素晴らしかった。それが肯定的であろうとなかろうと、韓国歌謡界に「フックソング」の時代を開き、ポイントダンスで世界をワンダーガールズのダンス一色にしたのだから、明らかに韓国音楽の歴史に残るだけのガールズグループであったと言っても過言ではない。けれどその後の歩みもまた「ワンダーガールズ」そのものだった。

全盛期と同時に行われたアメリカ進出はあいまいに終わり、国内活動さえも霧の中だった。その間に元祖メンバーであった5人中3人が脱退し、1人は脱退後に復帰した。ここまでくると自他共に認める国内最高ガールズグループが歩んできた道というには想像できないほどに数奇なものではないだろうか。

そんなワンダーガールズが帰ってきた。彼女たちのカムバックもやはりワンダラスだ。メンバーを4人に減らし、各自楽器をひとつずつ演奏する冒険を選んだ。歌い踊ることも忙しいのに演奏とは?憂慮の視線も多い。しかし、今ワンダーガールズには「数奇な過去」を一発で吹き飛ばす劇的な勢いが必要な時期であるだけに、期待もまた大きい。デビュー8年目のガールズグループ、ワンダーガールズが歌謡界の真の「ワンダーガールズ」として残ることができるだろうか。
  • Citylife第491号(15.08.18付)
  • 入力 2015-08-12 08:22:13




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