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「Ribbon」、BEASTを束ねた固い結び目

BEASTインタビュー①/② 

  • 「Ribbon」、BEASTを束ねた固い結び目
夏にバラードを引き下げてカムバックする自信、メンバーの脱退にも揺らがないチームワーク、ドラマで出会うことができるメンバーたちの演技、ともに舞台にあがった際のシナジー。7年という時間がBEASTに数多くの修飾語を持たせた。

BEAST(ユン・ドゥジュン、ヤン・ヨソプ、イ・ギグァン、ヨン・ジュンヒョン、ソン・ドンウン)去る3日の深夜三枚目の正規アルバム『Highlight』を発表した。 1年ぶりのカムバックであり、3年ぶりのアルバムであるため、ファンの期待は熱かった。タイトル曲「Ribbon(リボン)」は公開直後音源チャート上位圏にランク、BEASTの華麗な帰還を知らせた。

「アルバム発表前にタイトル候補が4曲ほどありました。メンバーに聞かせたところすべて意見が違いました。メンバーに待って欲しいと伝え、日本ツアーを進行させる一週間前に『Ribbon』を完成させました。メンバー全員が『タイトルにしよう』と同意しました。短い時間にしっかり出来上がった曲だと考えています」(ヨン・ジュンヒョン)

『Ribbon』は恋人との出会いと別れをリボンに表現した曲だ。結ばれたリボンがいつの間にか力なくほどけてしまうように、別れの感性を盛り込んだ。バイオリンなどストーリングトラックと洗練されたサンプルとリズムは「BEASTらしい」曲を誕生させることに一役買った。BEASTメンバーはヨン・ジュンヒョンが作った『Ribbon』に満足した笑顔を見せた。

「バイオリンの音が耳に残り良かったですね。BEASTとが消化するのにとても良い曲だと感じました」(ヤン・ヨソプ)。「解け結ばれるリボンを愛と比ゆしたことが良かったです。愛が特別な理由なくほどけてしまうときがあるじゃないですか」(ソン・ドンウン)。「メロディが良く、悲しくもBEASTに似合うダンスバラードでした」(イ・ギグァン)。「最初に聞いたのですが、すぐにタイトルにしようと言いました」(ユン・ドゥジュン)

BEASTの所属事務所CUBEエンターテイメントは今年4月、メンバーのチャン・ヒョンスン脱退のニュースを知らせた。互いに違う音楽的見解から始まった性格の差により、チャン・ヒョンスンが離れBEASTは5人体制で活動すると明かした。6人がしっかりと作り上げてきたBEASTの音楽にぽっかり空席が生じた。

「6人で作業していたのに5人でアルバムを作ることになり、各自消化する部分が増えました。デビュー時から今まで過ごした時間が短くはないため、空席を100%埋めることはできませんが、少しでも目立たないようにメンバー全員が努力しました」(ヨン・ジュンヒョン)。「ヒョンスンが持つエネルギーを5人が生めようとしました。ファンの心配を解消させることができるアルバムとなればと願います」(ヤン・ヨソプ)

BEASTメンバーと同じくらい、彼らの活動を見つめるファンの視線も憂慮に満ちている。チャン・ヒョンスンの脱退はBEAST活動にも影響を与える可能性があるためだ。甘くはない環境の中でもBEASTはより良い歌でファンにお返しをしようとした。

「メンバー数が減っただけに、雰囲気が変わるほかにないでしょう。アルバムを作る際に日本ツアーを控えており、今回のアルバムが出るまで紆余曲折がありました。急いでアルバムを発表するよりも、完璧に準備できたときに出したいと思いました。もっと騒いでがんばろうと思います。待ってくれたファンにも感謝しています」(ソン・ドンウン)

ヤン・ヨソプは現在のBEASTの姿を「雨降って地固まる」と表現した。よく聞く言葉であるが、メンバーがこれまで感じた気持ちを代弁した。BEASTはメンバーはもちろん、ファンと今後より強く結びつくことを決意した。

「活動しながらはじめて良くないことがありました。BEASTも時間が経過するほどに評価が変わってきています。大衆の認識の中に慣れ親しんだということでしょう。話題性も以前ほどではないかもしれません。『歌謡界にBEASTというグループがいる』という健在ぶりを確実にしたいですね。チャン・ヒョンスンに鬱憤はありません。みんな上手くいけばと思いますし、今後は笑うことだけがあればと思います」(ユン・ドゥジュン)


この記事は「インタビュー②」に続きます。
  • スタートゥデイ ハン・イング記者 / 写真=CUBEエンターテイメント
  • 入力 2016-07-06 09:00:09




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