「ショッピング王ルイ」最終回③ 水木ドラマ競争でビリからトップになった秘訣

「ショッピング王ルイ」16話(最終回) 

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MBC水木ドラマ『ショッピング王ルイ』がそうそうたる競争作の中で「逆走行」を達成したなかで、その秘訣が注目を集めている。

10日午後に連続放送されたMBC水木ドラマ『ショッピング王ルイ』15話と16話では、拉致されたとコ・ボクシル(ナム・ジヒョン扮)とルイ(ソ・イングク扮)が再会して、すべての登場人物たちが幸せを探していく姿が描かれた。

コ・ボクシルの拉致事件が終結し、ペク・ソング(キム・ギュチョル扮)も自首して懺悔しながら、すべての人物がそれぞれの方法でハッピーエンドを描いていった。最終回では、あたたかく、すべてのキャラクターの話が素朴に描かれて視聴者たちをあたたかくした。コ・ボクシルとルイもまた愛を確認しながら、将来を約束してドラマは幕を閉じた。

『ショッピング王ルイ』は序盤には低調な視聴率で「同時間帯最下位」を味わった作品だ。しかし、『ショッピング王ルイ』は、口コミに乗りながら徐々に視聴率を上げ、最終的に「不動の1位」だったSBS『嫉妬の化身』を抜いて同時間帯1位になった。音源チャートにのみ存在すると思われていた「逆走行の神話」をドラマ界で『ショッピング王ルイ』がやり遂げたのだ。

このような逆走がさらに高く評価されている理由は、今回の水木ドラマ競争に参加した競争作が、一様に「秀作」の評価を受けるドラマのだったからだ。『嫉妬の化身』は前例にないコミックロマンスを描いて好評を得て、KBS2『空港に行く道』は序盤には不倫をテーマにして非難されたが、繊細な感情表現と深い余韻を残すストーリーでマニア層を作り出した。

このような秀作の中で達成した逆走行であるため、『ショッピング王ルイ』の善戦はさらに価値があった。それでは、熾烈な競争の中で『ショッピング王ルイ』が逆走できた秘訣は何だろうか。

『ショッピング王ルイ』は、遠くから見たらシンデレラストーリーだ。制作発表会の現場で最も多く提起された疑問は、「財閥と山奥の少女のラブストーリー、過度なシンデレラまたはキャンディストーリー(漫画『キャンディ・キャンディ』のようなストーリー)ではないか」というものだった。記憶を失った財閥3世ルイと彼と出会ったコ・ボクシルのラブストーリーはありきたりな話のように見えた。そのような偏見があったため、視聴者と簡単には距離を縮めることができなかったことも事実だ。

しかし、『ショッピング王ルイ』は、一種の成長ストーリーにより近かった。ルイはフランスのお城で毎日ショッピングばかりをする「疎通の出来ない」人物だった。そんなルイがコ・ボクシルに会って、他人に関心をもつ方法、彼らと疎通する方法を学んだ。その後になって初めてルイは「共に生きる」人間に成長するようになった。このすべてのプロセスが、どたばたのエピソードと一体となり、『ショッピング王ルイ』を完成させた。

そのようなあたたかいルイの成長記を描いたため、視聴者にヒーリングを与えるのに十分だった。目まいがするよう社会のさまざまな出来事に疲れた視聴者たちにとって、ドラマの刺激的な展開はさらなる疲れのもとになるだけだ。そのような状況で『ショッピング王ルイ』が強調する「調和」の価値は、そのどの刺激的な要素よりも強力な吸引要素だった。そのため、口コミだけで『ショッピング王ルイ』が視聴層をさらに集めることができたのだ。

ソ・イングクの「モンムンミ発散」への変身も話題だったし、オ・デファンの活躍、イム・セミの再発見、ユン・サンヒョンの「素敵な役だと思っていたのに、実は壊れるキャラクター」演技も宝石のようだった。ルイとコ・ボクシルの愛だけでなく、ルイとチャ・ジュンウォンのブロマンスやキム・ホジュンとホ・ジョンランの恋人演技も楽しみをプレゼントした。

すべての伏線をもれなく回収した細かいストーリー構成と幼稚さと感動の中をよく綱渡りした演出も素晴らしかった。素朴でもあたたかく、大きな事件ななくても笑いのこぼれる『ショッピング王ルイ』が「逆転神話」を成し遂げたのは、ただの「奇跡」ではなかった。すべての要素が適切な場でしっかりと支えてくれたからこそ、達成できたものだったのだ。



  • MBNスター ユ・ジヘ記者 / 写真=MBC放送画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-11 09:41:51