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エンタメ > 韓国ドラマ > 「風と雲と雨」最終回 パク・シフとコ・ソンヒが涙の再会 最高視聴率で有終の美
▶ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。
『風と雲と雨』が激戦の末に長旅を終えた。パク・シフとコ・ソンヒが涙で再会してバラ色の未来を予告した。
26日に韓国で放送されたTV CHOSUNの特別企画ドラマ『風と雲と雨』21話(最終回)は5.9%の視聴率を記録した。
この日の放送では異なる世界を夢見るパク・シフ(チェ・チョンジュン役)とチョン・グァンリョル(興宣大院君イ・ハウン役)の激しい最後の血闘が描かれた。
チェ・チョンジュン(パク・シフ)はイ・ハウン(チョン・グァンリョル)に外勢を受け入れた後、永世中立国にならなければ朝鮮が滅びると予言、鎖国政策を固守するイ・ハウンの大きな怒りを買った。以後、チェ・チョンジュンは朝鮮を亡国に導くイ・ハウンの命を絶つことを決心し、最後の決着を予告した。
チェ・チョンジュンは「観燈祭」を機会にしてイ・ハウンを消す作戦を立てた。宴会が開かれるとイ・ハウンの前に置かれる琴に水が触れると爆発する火薬を入れておいて宴会に出席、怒ったふりをして琴に酒を注ぐ完璧な計画を立てた。しかし爆発寸前、罪のない子供たちが犠牲になる危機が訪れると、チェ・チョンジュンは作戦を諦めた。
以後、チェ・チョンジュンはイ・ハウンに捕らえられ手足を切り捨てられる危機を迎えたが、自分を支持する人々の積極的な助けを借りて脱出に成功した。しかし拉致されたイ・ボンリョン(コ・ソンヒ)を救うために再びイ・ハウンのもとを訪れ、最後の決着でドラマの緊張感を最高潮に高めた。
結局、チェ・チョンジュンはイ・ハウンを説得できず、イ・ボンリョンと一緒に逃げ出していたところを銃に打たれ、視聴者を衝撃に陥れた。救助に来る人に連れていかれるイ・ボンリョンとあれほど憎んだチェ・チョンジュンを抱きかかえて泣き叫ぶイ・ハウンの姿は視聴者を切なくさせた。
チェ・チョンジュンはイ・ボンリョンがプレゼントした懐中時計に弾丸が当たったおかげで劇的に生き残り、視聴者を安堵させた。すべての試練と逆境を突破して劇的に再会したイ・ボンリョンとチェ・チョンジュンの運命的な愛は見る人々に感動を与え、ハッピーエンドの結末となった。
最後まで予測することができなかった『風と雲と雨』は激しい権力闘争と運命を飛び越える切ない愛を描いた物語はもちろん、名俳優たちの多彩な呼吸まで披露し「ウェルメイド時代劇」の真骨頂を発揮する結末を完成させた。
俳優たちの熱演も人気に一役買った。パク・シフは名門出身のお坊ちゃまから階級の低い占い師へと転落したが、再び朝鮮最高の権力の頂点に立った不世出の男、朝鮮最高の占い師チェ・チョンジュン役を熱演した。
朝鮮半島に向かって外勢の攻撃が押し寄せる激変の場で、暴政と独断に対抗して最後には真っ向勝負をしかける英雄の姿を見せ、ドラマに緊張感をもたらした。
コ・ソンヒは未来を見る霊能力により波乱万丈な運命を経験する人物イ・ボンリョンのキャラクターを完璧に消化して、ドラマに視聴者を引きこんだ。
権力者に利用されながら侮辱を受け、霊能力により激しい痛みと不快感に悩まされているシーンでは、絶望と悲しみに満ちた目つきと演技で視聴者を切なくさせた。一方、霊能力を発揮するイ・ボンリョンを表現するときには冷たくも神秘的なオーラを漂わせて視線を圧倒し、チェ・チョンジュンが危機を迎えると彼を救うカリスマあふれる王女の威厳を現わした。
『風と雲と雨』は実際の歴史に奇抜な想像力と新鮮な素材、主演・助演俳優たちの熱演、華やかなスケールの演出と美しい映像美でお茶の間を魅了し、ウェルメイドドラマになった。