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口蹄疫A・O型が同時発生…ワクチン物量不足


京畿道漣川(ヨンチョン)地域の乳牛農場で発生した口蹄疫が、先立って忠清北道報恩(ポウン)や全羅北道井邑(チョンウプ)地域で発生したものとは別のタイプの口蹄疫と確認され、防疫当局が推進していた迅速なワクチン接種に支障が避けられなくなった。

当局は当初、去る8日から12日まで全国の牛330万頭の中で除外対象(接種後4週間が経過していない牛など)を差し引いた283万匹に、ワクチン一斉接種の仕上げをするという計画だった。これは、最初に当局に標本調査を通じて把握したのとは違い、一線の牛農家の実際の抗体形成率が0~50%などで、とてつもなく低く出たため、緊急に推進した措置だった。

しかし、漣川で発生した口蹄疫が、「O型」である報恩や井邑とは異なり、「A型」と確認されたことにより、支障が生じた。このタイプに適した「O + A型」ワクチンの物量不足などで、迅速なワクチン接種が難しかったためだ。

問題は、国内に保有しているワクチンのA型口蹄疫に対する防御効果が確認されていなかっただけでなく、物量さえ不足している点だ。当局はこれまで、国内で発生した口蹄疫がほとんどO型だったため、このタイプに適したワクチンを中心に物量を確保しておいた状態だ。したがって、もしA型口蹄疫が今回発生した漣川だけでなく、他の地域でも発生した場合、これまで大量備蓄しておいたO型ワクチンだけでは、効果的に対応することが困難な場合があるという話だ。

当局は当初、全体の接種対象牛283万頭の中で193万匹にはO型ワクチンを、残りの90万匹に対してはO + A型ワクチンを接種する予定だったが、90万匹に対しては接種を一時保留することにした。当局は、A型口蹄疫に効果があることが知られているO + A型ワクチンの物量不足に応じて、このワクチンを英国から緊急輸入することにした。しかしこの場合、輸入手続きなどに相当の期間がかからざるを得ず、迅速なワクチン接種の計画に支障がもたらされる見通しだ。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-02-09 11:38:30




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