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中国が新年の韓国行き不定期便を中断…執拗なサード報復


  • 中国が新年の韓国行き不定期便を中断…執拗なサード報復
中国当局が来年1月、韓国行き不定期便の運航を許可しない方針であることが分かった。韓国に行く自国旅行者を減らすという意図であり、高高度ミサイル防衛システム(THAAD/サード)の韓半島配置に対する経済報復は加速するものと解釈される。

30日、航空業界によると中国民航局は最近、韓国の航空会社3社が申請した中国発韓国行き不定期航空機便の運航を不許可にした。

別名チャーター機と呼ばれる不定期便は、両国間の正規航空路線のほかに、航空会社が需要に応じて可変的に申請して運営する路線をいう。地域的に正規の定期便が就航していない地方都市に多く、時期的には旅行需要が高まって正規ルートでも消化できないシーズンに不定期便が運航されている。

1月は、中国の春節(旧正月)連休が挟まった月であるため、韓国に行こうとする中国人旅行者の需要が多く、国内航空会社には年中で最高のうちの一つだ。しかし、中国当局がとつぜん不定期便の運航を不許可にしたことによって、春節期間の中国人旅行客の誘致に赤信号が灯った。

中国政府はすでに去る10月から、低価格旅行商品の取り締まりを口実に、韓国行き団体旅行客を20%ほど削減することを旅行会社に指示した。今までは団体旅行客の減少分を個人旅行者の増加で埋めてきたが、中国が完全に航空券を規制することにより、ホテルやデパートなどの国内関連業界は打撃が避けられない見通しだ。

中国当局の不定期便中断措置がどれくらい持続するかも未知数だ。国土交通部の関係者は、「中国側が1月だけ不許可なのか、ずっとこんな方針を維持するのかは、さらに見守らなければならない」と語った。

だからといって、わが国がこれに対して直接対抗することもままならない状況だ。韓国政府も中国の航空会社に不利益を与えることができるが、この場合はむしろ中国人旅行者をさらに減少させることがありうるからだ。

韓国旅行で中国人観光客の不定期便が占める割合は3%程度に過ぎないが、中国が今後も自国の航空会社が運営する韓国行き不定期も許可しないなど規制を強化する場合、中国人観光客の減少による打撃はさらに深刻化する見通しだ。

旅行業界の関係者は、「サードの配置が迫っているだけに、中国の韓国旅行に対する規制水位はさらに高まるだろう」と心配した。
  • 毎日経済_北京=パク・マンウォン特派員 / 写真=毎経DB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-12-30 15:58:39




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