トップ > コリアナウ > 社会 > [アンケート]疎通と仕えのリーダーシップははるか遠い夢?

[アンケート]疎通と仕えのリーダーシップははるか遠い夢?


すでに何週目なのか、週末、光化門広場に100万人が集まり政治デモに参加する。平日にもデモ列隊の足が絶えない。暴力もなく、平和的な方法で自身の意見を披瀝する。

光化門で見られる韓国の市民社会の姿は、世界が認めるほど成熟した姿だ。集会主体者らは参加者に何も強要しない。お互いに疎通して仕える姿勢の100万人が、光化門のデモに秩序と生命を付与する。

韓国人は、このようなリーダーシップが職場でも発揮されることを望む。しかし、現実にはそれほど容易ではない。

  • [アンケート]疎通と仕えのリーダーシップははるか遠い夢?
市場調査専門企業マクロミルエムブレインのトレンドモニター(trendmonitor.co.kr)が、成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査の結果は、会社員の願いと現実に大きな乖離があることを見せている。

会社員が選好するリーダーシップは、従業員に最大限自律権を付与する「変革的リーダーシップ」だったがが、可能だと見るリーダーシップは報償と処罰で成果を引き出す「取引的リーダーシップ」だった。

調査の結果、変革的リーダーシップは男性(45.8%)と30代以上の会社員(20代 37.6%、30代 44%、40代 44.4%)の評価が高かった。組織構成員と議論を通じて、組織のミッションを作るサーバントリーダーシップは、50代の会社員(33.6%)で最も多くの支持を受けた。

上司と部下とのコミュニケーションを重視していることを示したが、実際、このようなリーダーの姿を日常で見るのは難しいように思われた。自身の職場の上司が普段どのようなことを達成しなければならないのかを熱狂的に話し(44.3%)、重要な価値観や信念をよく話す方(42%)だと考えている会社員は半分にも満たなかった。

回答者の半数以上が、自身の職場の上司は、アイデア創出よりは効率的な管理により焦点を当てて(52.2%)、これまでしてきた方法で業務を処理するようにする(52.1%)という意見を持った。特に、公務員や教師の場合、効率的な管理(72.2%)とこれまでしてきた方式(72.2%)を選好する方だと明らかにし、官僚社会の典型的な特徴をよく表わした。

  • [アンケート]疎通と仕えのリーダーシップははるか遠い夢?
会社で毎日もまれて生きなければならない職場の上司に対する考えは、非常に肯定的でも、だからといって否定的でもない様子だった。職場の上司と部下との関係を上下関係、または主従関係と認識するという意見と、そうではない意見の相違が大きくなかった。

一部の大企業で職級制を廃止しているが、今のところは職級制が必要だと考えられたり、廃止しても位階秩序は別の形で生まれるという意見が支配的だった。回答者の48.1%が、企業で職級は必ずあるべきだという意見を明らかにし、職級別では職級が高いほど職級が必要だという意見に同意した。

  • [アンケート]疎通と仕えのリーダーシップははるか遠い夢?
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2016-12-11 08:50:00




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア