トップ > コリアナウ > 社会 > 今も教権侵害は深刻…「暴言を吐く学生、聞いても聞こえないふり」

今も教権侵害は深刻…「暴言を吐く学生、聞いても聞こえないふり」


  • 今も教権侵害は深刻…「暴言を吐く学生、聞いても聞こえないふり」
学生と保護者が教師に暴言と不敬な言葉を言うなど、教権侵害が現在も深刻なことが分かった。学生と保護者による教権侵害件数は最近3年間で1万3000件を超えた。

教育部の教権侵害現況資料によると2013年から昨年まで全国の小中高校にて1万3029件の教権侵害事例が発生した。タイプ別には「暴言・不敬な言葉」が8415件(64.6%)、授業進行妨害2563件(19.7%)、教師へのセクハラ249件(1.9%)、暴行240件(1.8%)の順だった。親による教権侵害も244件(1.9%)に達した。

全羅北道のある小学校では1年生の生徒の父親が突発行動をする娘についてアドバイスした担任の女性教師に3月から8月まで頻繁に強迫性メッセージを送って苦しめた。京畿道のある高校では今年6月14日に遂行評価(パフォーマンス評価)課題を提出しなかったと怒られた1年生が拳で40代の女性教師の頭を10数回殴ったりもした。このように事件化された事例だけで1万3000件となり、報告されていない教権侵害まで合わせれば事例は2~3倍に達するものと推測される。

教師たちは教権が失われて久しいと口をそろえている。被害教師たちはほとんどが肉体的・精神的衝撃を受けて病気休暇を提出するなど、暫くの間教壇に立つことが出来なかった。それを見守る周辺の教師たちは教師という職業に懐疑感を感じたり、学生指導が消極的になる場合が多かった。去る11日、このような教権侵害について処罰を強化した「教権保護法」改正案が発議されたが、一角では懲戒と処罰強化の実効性に疑問を抱いており、いつ通過するか分からない状況だ。
  • 毎日経済_チョン・スルギ記者 / 写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-12-12 16:52:52




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア