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ろうそく集会、60万人が作った花の壁…警察のバスに花のシールを貼る


19日、ソウル光化門広場で開かれた第4回ろうそく集会に参加した60万人の市民(主催側推算)は、先週に続き、再び平和デモの教科書を新たに書いた。全国的に95万人が集まったが、警察に連行された市民は1人も発生しなかった。市民の青瓦台進入を防ぐために内資洞 の交差点一帯に止まっていた警察のバスには、数万個の「花」のシールが貼られたりもした。「平和デモ」を象徴する市民のパフォーマンスだった。

先週には、一部の過激デモ隊が警察のバスの上に登り、集会禁止区域へ車の壁を突き抜けて入るなど、警察と対峙して23人が警察署に連行された。この日は「朴槿恵を愛する会(パククサモ)」など、いくつかの保守団体側が1万人の対抗集会を予告して緊張感を高めていたが、警察と市民の積極的な協力により、いかなる物理的な衝突も発生しなかった。パクサモは秩序維持人である300人を置いてソウル駅の広場から南大門ロータリーまで平和行進を行った。大統領府に進入するために、内資洞近くの迂回路から乗り越えようとする人も、この日はいなかった。平和デモの真価は、午後遅くに青瓦台進入路である鍾路区内資洞交差点で行進が開始されながら、現れた。

市民の進入を防ぐために内資洞交差点から光化門まで配置された警察のバスに数万個の花のシールを貼付するパフォーマンスが行われたのだ。市民の平和デモへの願いを込めた花のシールにより、「車の壁」は瞬く間に「花の壁」に変わった。これは、芸術クラウドファンディング「セブン・ピクチャーズ」がイ・ガンフン作家の提案で景福宮駅の6番出口でステッカーを無料で配り、可能になったことだった。先立ってイ作家は、本人のツイッターを通じて「市民を遮って止まっている車の壁と、警察の盾を花で埋めてみたらどうだろうと想像してみた。暴力的ではないが、積極的な抵抗の意味を込めている」とし、市民にパフォーマンスへの参加を促した。

夜11時になると、市民は1人、2人と車の壁に集まってシールを除去し始めた。大学生を中心とした数百人の集会参加市民が、バス数十台に貼ってあるシールを1つ2つ取り外す光景が演出された。大学生のサ・ダヒン氏(21)は、「警察の器物を毀損しないために、花のシールをはがしている」とし「義務警察も私と同じ世代で、上から命令されただけなのに、彼らに何の罪があるのか」と真夜中を過ぎた時間まで、友人3~4人とシールの除去作業をした。
  • 毎日経済 ヨン・ギュウク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-21 09:02:53




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