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コリアナウ > 社会 > [ アンケート ] 見え透いたストーリーに飽きた視聴者、地上波ドラマから去る
ドラマ視聴者が地上波放送からケーブルテレビに移っている。KBS、MBCなどの地上波放送の見え透いたストーリーに食傷した視聴者が、斬新な素材を発掘するケーブル放送のドラマに共感している。
市場調査専門企業であるマクロミルエムブレイントレンドモニター(www.trendmonitor.co.kr)が全国の成人男女1000人を対象に、ドラマ視聴行動を調査した結果、ドラマに対する満足度がはるかに高かった。
地上波放送のドラマは、自身に似た人物の物語を扱うことに同意する視聴者(22.1%)が少ない代わりに、富裕層の話をよく扱う(74.7%)という評価が多かった。一方、ケーブルと総合編成チャンネルは、半分近くの視聴者(44.6%)が自分と似たような人物のストーリーだと感じた。
素材とストーリーも全回答者の77.7%が、総合編成チャンネルやケーブルテレビのドラマが斬新だという意見を挙げ、結末を予測するのが難しいという意見も47.9%で半分に近かった。
これに比べて、地上波ドラマは素材が斬新だったり(17.3%)、結末を予測するのが難しい(12%)という肯定的な評価を見つけるのは難しかった。視聴者のほとんど(75.6%)が地上波ドラマは、ストーリーが見え透いていると答えた。
演技者のキャスティングにおいても、演技力のある俳優がキャスティングされるという意見(地上波47.2%、総合編成 / ケーブル56.6%)は、ケーブルのほうが優勢なのに対して、俳優ではなく人気歌手などが配役を務めることが多いという意見は、地上波(地上波64.1 %、総合編成 / ケーブル48.5%)が優勢だった。
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< 地上波ドラマに関する評価 >
ドラマの視聴方法で地上波と総合編成 / ケーブルテレビが異なる面を見せたが、地上波は本放送の割合が高いのに対し、ケーブルはタシポギ(再視聴)機能を通してドラマを見る視聴者が多かった。
地上波ドラマの場合、10回視聴する時、本放送を見た割合は5.3回だったが、総合編成 / ケーブルは本放送の割合が4.4回にとどまった。
ただし、今回の調査ではドラマの視聴比率は、地上波が58.1%、総合編成 / ケーブルが41.9%で、まだ地上波ドラマが優勢だった。年齢別では20~30代の総合編成 / ケーブルドラマ視聴の割合(20代48.7%、30代43.3%)が地上波ドラマに迫るほど高く、このような傾向が続く場合、ドラマ市場の地殻変動が起こると予測される。