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報復運転が発生する主原因は「新路変更・割り込みによるケンカ」


  • 報復運転が発生する主原因は「新路変更・割り込みによるケンカ」
報復運転(相手に報復するための危険運転)の事件のうち、2件に1件は進路変更についてのいざこざにより起こったという調査結果が出た。

ソウル地方警察庁は、4月から2か月間、報復運転の集中取り締まりを行い、報復運転で100件・103人を書類送検したと8日に明らかにした。

取り締まりを行った事件を分析した結果、報復運転の原因は進路変更についてのトラブル(53%)が最も多かった。続いて、割り込みによるトラブル(23%)、車線が少なくなる区間での譲歩についてのトラブル(10%)、クラクションの使用(5%)などの順だった。

加害者はこのような状況が発生したとき、主にわざと急ブレーキをかけて相手の車両に報復を行った。ジグザグ走行で相手の進路を妨害(24%)したり、自分の車両で相手の車両を押し出す場合(10%)も少なくなかった。さらには相手の車両の運転手を暴行(7%)する場合もあった。運転手の目に当たると大きな事故となりえるBB弾を発射した事例も2件あった。

報復運転の結果、幸いなことに被害がない場合(70%)がほとんどだった。物的な被害だけがある場合は13%、人的被害と物的被害が同時に発生した場合は9%、人的被害だけある場合は8%だった。

加害者の職業を見ると、会社員(51.4%)だったり、タクシー・バス・宅配業者などの輸送業者(33.2%)だった。

加害者103人の内、男性が102人で、女性は44歳のカーニバル(ミニバン車)の運転手が唯一だった。

加害車両は3000cc以下の乗用車が58%で最も多かった。12人乗り以下のワゴン車が13%、トラックは11%、3000cc以上の大型乗用車は8%だった。加害車両の内、13%は輸入乗用車だった。

被害者もはやり男性が92%で多く、女性は8%に過ぎなかった。

被害者の年齢帯は30代(39%)、50代(18%)、40代(20%)、20代(15%)、60代(7%)の順だった。

警察庁は集中取り締まりを行っているにもかかわらず、報復運転の被害事例が続いており、10日から1か月間、報復運転に対する特別取り締まりを繰り広げる計画だ。このため、1か月間、全国250か所の全体警察署に刑事1チームを報復運転捜査専担チームとして運営することにした。被害の申告を活性化するために仮名で被害調書を作成して申告者の個人情報を秘密にするなど、申告者の身辺保護も徹底して行う方針だ。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局/写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-07-08 08:41:17




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