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少子化の沼から抜け出せずにいる韓国…平均出産年齢は32.23歳に

出生率10年目かわらず、少子化から抜け出せず 

  • 少子化の沼から抜け出せずにいる韓国…平均出産年齢は32.23歳に
  • < 少子化の枠にはまった韓国 >

韓国は少子化の沼からなかなか抜け出せずにいる。

24日、統計庁が発表した「2015年出生統計」によると、昨年の出生児は43万8400人で、前年よりも3000人(0.7%)増えたことが分かった。女性1人が一生に産むことが予想される平均出生児数を意味する合計出産率は1.24人で、前年よりも0.03人(2.8%)増えた。

イ・ジヨン統計庁人口動向課長は、「出生率はすでに10年前に底を打った後、継続して遅々として進まない様子を見せている」とし、「ソウルの女性の場合、遅く結婚して子供も少なく産む傾向が拡大する中で、全南などの地方の出生率だけは相対的に高い数値を示した」と語った。

全国平均の合計特殊出生率は2005年に1.08人で歴代で最も低い数字を記録した後、1.1~1.2人レベルをぐるぐる回っている。 2005年の合計特殊出生率は経済協力開発機構(OECD)34カ国の中で最も低いレベルであり、2014年も1.21人で出生児数は34カ国の中で最も少なかった。 2015年の合計特殊出生率が1.24人で小幅で上がりはしたが、2014年を基準にして数値が最も低かったポルトガル(1.23人)よりもわずかに高く、最下位から直前のレベルに過ぎない。

市道別ではソウル市の合計特殊出生率が1.00人で最も低く、釜山市(1.14人)そして光州市(1.21人)の順で低かった。一方、新興都市である世宗市の出生率は1.89人で最も高く、全羅南道(1.55人)や蔚山市(1.49人)など地方の出生率が高かった。

平均出産年齢はますます高まっている。母親の平均出産年齢は、20年前には27.9歳だったがそれ以後はまいとし最高値を更新し、昨年は32.23歳で、前年比で0.2歳上昇した。ソウル市が32.85歳で最も高く、忠南地方が31.39歳で最も低かった。

市・郡・区単位で見ても、ソウル市瑞草区が33.35歳で最も高く、龍山区(33.26歳)と江南区(33.13歳)など、ソウル地域が上位を占めた。

母親の年齢別出生率(該当年齢別1000人当たりの出生児数)は、30代前半が116.7人で最も多く、20代後半は63.1人で、30代後半が48.3人の順だった。毎年最高値の更新を継続する35~39歳の出生率は、今回も前年の記録である43.2人を上回った。

高齢出産が増え、双子など多胎児も増えている。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-08-24 17:46:42




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