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環境部、輸入車23ブランド全体を対象に認証書類操作有無を調査

第2のフォルクスワーゲンを探せ…ユーロ6全輸入車を調査 

フォルクスワーゲンで始まった認証書類の操作問題が、輸入車業界全体に拡大している。環境部は国内の輸入車23ブランド全体を対象に、認証書類を操作していないか調査に着手した。アウディフォルクスワーゲン・コリアの32車種80モデルが今月初め、書類操作で認証取り消しと販売停止命令を受けた中で、他の輸入車メーカーでも「第2のフォルクスワーゲン」のような認証書類の操作があったのかを確認するための措置だ。

環境部の関係者は17日、「フォルクスワーゲンのような操作は一部の輸入車業界の慣行だという情報提供があり、すべての輸入車を対象とした事前調査を先週、国立環境科学院の交通環境研究所に依頼した」とし、「事前調査の結果にしたがって、必要に応じてメーカー別に本社へ認証書類を要求するなど、追加調査を実施する」と語った。

一般に車両は同じエンジン系統を使えば、2輪駆動であるか4輪駆動であるか、マニュアルであるかオートであるかによってモデルが分かれても、排気量や騒音レベルなどは同様であり、1つの車種として分類される。代表モデルが認証を受ければ、同じ車種の異なるモデルも認証を受けたものとみなされるが、フォルクスワーゲンのように製品の市場投入時期を早めるために、紙の上でモデル名だけを変更する慣行が輸入車業界に蔓延しているという指摘が提起されてきた。

環境部は、まず外国本社で認証された代表車種と韓国発売車種が異なり、フォルクスワーゲンのような報告書操作の誘引条件のある車種の現状を把握し、このような事前調査の結果に基づいて、追加の調査および外国本社への成績書要請の可否を決定する予定だ。

交通環境研究所はすでに認証書類の検討に着手した。以後は外国メーカーに車種別の認証現況を要請して、該当の国と韓国での認証現況を比較・対照する予定だ。

1次事前調査の対象は、最近に認証を受けたディーゼル車(ユーロ6モデル)110車種・11メーカーで、2~3カ月以内に1次調査の結果が出れば、これ以後は範囲を徐々に広げていく方針だ。

先立ってフォルクスワーゲンは、ドイツでの認証を受けたアウディA6(ユーロ5、韓国未出荷モデル)の試験成績書を、試験成績書のない韓国発売車(アウディA7)に偽造し、偽造された試験成績書を自動車認証書類として提出したことが検察の調査過程で摘発された。家宅捜索の過程で試験成績書のファイルが、モデル名の修正前後で2つずつあることが確認されている。

輸入車メーカーの書類操作が追加で摘発されると、メーカーは先月28日に改正施行された法律に基づいて認証取り消しと販売停止命令だけでなく、車種別に販売量に応じて最大100億ウォンの課徴金を賦課されることになる。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-08-17 20:47:38




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