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恐怖体験族が集まる昆池岩精神病院…悲鳴の声に村は悪夢

一晩中、高声・酒パーティー…取り締まりとかくれんぼ 

  • 恐怖体験族が集まる昆池岩精神病院…悲鳴の声に村は悪夢
△写真=恐怖体験場所として人々が集まる昆池岩精神病院

「昆池岩(コンジアム)精神病院廃屋体験」というタイトルのYouTubeのインターネット動画は、再生回数がすでに数十万回だ。2人の若い男性は、京畿道広州(クァンジュ)市の田舎の昆池岩邑新垈里(シンデリ)の麓に位置した古い建物を真夏の夜に訪問し、「恐怖体験」を放送しながらしきりに悲鳴を上げた。「韓国3大廃屋」として数年前から名声を博し、米CNNを通じて「世界で最も鳥肌の立つ場所」として知られた場所だ。昆池岩精神病院は、「入院した患者が死んで病院が閉鎖された」、「病院長が患者を殺戮後、建物の所有者は行方不明の状態だ」などの刺激的な噂が広まっている。

記者が去る9日午後に訪れたこの病院の建物は、あちこちに緑が生い茂り、病院正面玄関は堅く閉じられた状況だった。昼間の時間帯だったが、建物のあちこちは光が当たらず陰湿で、なぜ無数の怪談の場となっているのか知れるほどだ。この日も若い男女が三三五五建物の周りをうろついていた。彼らは、「当然海に避暑しに行くお金がなく、安価な『お化け屋敷体験』を避暑として来た」とし、「恐怖体験の『聖地』であるため、夜になるとさらにぴりっとするようだ」と興奮を隠せずにいた。

問題は、その建物が廃墟で10年以上放置されてますます噂の恐怖体験場所として名を上げながら、「よそ者」の足が急増し、静かだった村の住民が少なくないストレスや苦痛を経験しているということだ。近くの昆池岩派出所の関係者は、「若い子たちが初夏から秋、さらに冬まで列をなして訪ねてくるため、周辺地域住民が『車から鳴る警笛音のせいでうるさい』、『悲鳴を上げ、歌を歌う』などと、1日1件の割合で申告しに来ている」と伝えた。彼らが出す騒音のために、お年寄りと若い人たちの間で揉め事がしばしば起きたりもする。耐えかねた住民たちは、青瓦台(大統領府)に苦情を出したりもした。

ここで数十年間暮らしてきた近所の住民Aさん(63)は、「じっと静かに遊んで行くのなら、私たちもそうはしない」とし、「建物から出た後、近所の東屋で酒宴を繰り広げて騒ぎたてるため、まったく眠れない」と腹を立てた。しかし、このようないわゆる「廃屋」周辺の住民の苦痛にもかかわらず、今年の夏に猛暑がピークに達し、若い青年たちの「恐怖避暑」はますます人気を集めている。有名インターネット個人放送サイトに、今年1月から上がってきた600件の廃屋体験に関連する放送映像は、数万回から数十万回の再生回数を記録した。
  • 毎日経済 京畿道広州=ユ・ジュンホ記者 / イム・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-08-11 04:01:04




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