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集会やデモでの覆面着用を禁止する「覆面禁止法」発議

ウォン・ユチョル院内代表などセヌリ党議員32人の共同発議 

  • 集会やデモでの覆面着用を禁止する「覆面禁止法」発議
セヌリ党は去る14日、ソウル市光化門広場で行われた不法・暴力デモで問題になった覆面着用を禁止させるために、いわゆる「覆面禁止法」を推進する。

25日、セヌリ党所属チョン・ガプユン国会副議長は、暴行・暴力などで秩序を維持することができない集会やデモの場合、身元確認を困難にする覆面などの着用を禁止する内容の「集会およびデモに関する法律の改正案」を代表発議した。

朴槿恵(パク・クネ)大統領が前日の国務会議(閣議)で「覆面デモは禁止させなければならない」と要請した翌日、与党が関連法案を発議したものであり、立法作業に速度がつくことが予想される。ウォン・ユチョル院内代表をはじめ、32人が署名し、事実上、党論として推進されている形だ。

今回の改正案には、大学修学能力試験(韓国のセンター試験)または大学別に実施する論述試験がある日には、集会やデモを禁止することができる規定も含まれた。また、現行法によると、集会・デモに使用するために銃、ナイフ、鉄パイプなどを携帯または使用している場合にのみ処罰することができるが、改正法では製造、保管、運搬する人も処罰できるようにした。ただし、健康上の理由や性売買女性のデモなど、特別な理由があるときは例外を許可し、非暴力沈黙デモでは覆面を利用することができる。

覆面禁止条項を再び違反とすると処罰を加重して、2年以下の懲役または300万ウォン以下の罰金に処するなど処罰規定も大幅に上方修正した。

チョン副議長は「集会およびデモの自由は憲法上保障された基本権に積極的に保護されるべきだ」としながらも、「法治主義の根幹を揺さぶり、社会秩序を混乱させる不法・暴力デモには、断固として対応して準法示威文化を定着させようという趣旨」と法改正の理由を説明した。
  • 毎日経済 アン・ビョンジュン記者 / 写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-25 15:52:54




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