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済州オルレキル殺害事件、オルレキル開設団体に責任はない


済州オルレキルを歩いていた観光客が殺害されたとしても、オルレキルを開設した団体や該当自治体に責任を問うことができないという裁判所の判決が出た。

光州高裁済州民事部は5日、オルレキルを歩いていて殺害された女性観光客の遺族Aさんなど4人が済州島と社団法人・済州オルレを相手に提起した3億6千600万ウォン余りの損害賠償請求訴訟の控訴審で、原告の控訴を棄却した。

裁判所は「済州・オルレキルを歩く道を開発して旅行客達に紹介する非営利社団法人で、オルレキルを歩く歩行者から別途の入場料を受けなかった」とし、「犯罪によるオルレキルの危険性を知らせないことが社会通念と信義則に照らして容認することができないほど、客観的な相当性を欠如したと見るには難しい」と判示した。

裁判所はまた、「済州島がこの事件の犯行以前に凶悪犯罪が発生したことがなかったオルレ1コースに対して、通常必要とされる程度の管理範囲を超えて、閉鎖回路(CC)TVを設置したり、犯罪発生の可能性について警告標識を設置するなど、故意による犯罪の発生を防止する注意義務を負担すると見るには難しい」と明らかにした。

A氏の姉(当時40才)は去る2012年7月12日、済州特別自治道西帰浦市城山邑オルレ1コースを歩いていてカン某氏(47)が性的暴行をしようとして逆らい、首を絞められて死亡した。これに対して遺族達は2012年12月末、オルレキルの安全管理疎忽などの責任を問い、済州島と社団法人・済州オルレを相手に総額3億6000万ウォン余りに損害賠償を要求する民事訴訟を提起した。

殺害犯のカン氏は、被害者を殺害して死体の一部を毀損・遺棄した疑いで拘束起訴され、懲役23年を宣告されて服役中だ。
  • 毎経ドットコム_速報部 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-05 20:18:56




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