トップ > コリアナウ > 事件事故 > 新世界百貨店、ベアブリック展示会…ネチズンと訴訟も辞さない…なぜ?

新世界百貨店、ベアブリック展示会…ネチズンと訴訟も辞さない…なぜ?


  • 新世界百貨店、ベアブリック展示会…ネチズンと訴訟も辞さない…なぜ?
最近、新世界百貨店が自社が進行中のベアブリック展示会を控えて「偽物」の論難が起き、困惑している。

ソーシャルネットワーク(SNS)上で急速に広がっている噂の内容は、新世界百貨店がベアブリック(BE@RBRICK)の著作権を持つメディコム・トイ(MedicomToy)社と正当な契約なしに、偽物の製品で展示会をしているということだ。これと関連し、新世界百貨店は「会社中傷」過ぎないとして、噂をばらまいたネチズンを相手に名誉毀損の訴訟も辞さないという立場だ。

9日、流通業界によると、新世界百貨店は、去る5日からベアブリック展示会を開いた。京畿店から始まった今回の展示会は14日まで開かれる予定だ。その後、本店と仁川店、センタムシティ店を経て、来年2月22日に終わる。

ベアブリックは去る2001年、日本メディコム・トイ(MedicomToy)社が初めて披露したクマの人形の形のブロックタイプフィギュアだ。アーティスト及び有名なブランドとのコラボレーションを通じて、世界的に有名になったベアブリックは国内でも厚いマニア層を保有している。

今回の展示会が問題になり始めたのは、あるインターネットコミュニティ上に新世界百貨店の倫理意識を批判する書き込みが上がってきてからだ。

メディコム・トイは新世界百貨店のベアブリック展示会の存在自体を知らず、特に新世界百貨店が勝手に韓国の玩具メーカーとベアブリックを製作して偽物製品を展示し、また販売しているというのが該当の書き込みの骨子だ。

インターネット上で急速に広がったこの文によってネチズンたちは新世界グループの倫理意識を批判し、展示会に対する失望感を隠せずにいる。社会的責任を果たすべき大企業が原作者の創作物に対する権利を侵害したと見ているためだ。しかし、これに対して新世界百貨店は、事前にメディコム・トイ社と協議を行わなかったことは事実だが、法的に問題になることは全くないという立場だ。

新世界百貨店の関係者は、「国内のベアブリック並行輸入業者と公正な契約を結んで進行する展示会であるだけに、法的に問題はない」とし、「日本メディコム・トイ社と偽物の論難が浮上した後、関連内容について報告し、両社間の協議もきちんと終わった状態だ」と述べた。

新世界百貨店によると、今回のベアブリック展示会は製作社のメディコム・トイ社ではなく、国内でベアブリックを並行輸入している「セントイ」(ssentoy)という業者と単独で進行している。ベアブリックの国内公式販売総代理店業者の「キンキロボット」(kinkirobot)が存在するが、製品の物量が展示会をするには不足していると判断した新世界百貨店は並行輸入業者と手を握った。

新世界百貨店の関係者は、「並行輸入業者も厳然とメディコム・トイ社が製作したベアブリックを国内に流通しているだけに、偽造製品という主張は虚偽に過ぎない」と強調した。ただし、当初の計画とは異なり、展示会期間中にベアブリック製品の販売を中止することにしたのは、公式販売総代理店業者がいる状況で商道徳に反すると考え、販売だけはしないことにしたと釈明した。

このような新世界百貨店の主張にもかかわらず、「新世界百貨店のベアブリック展示会は偽物展示会」という噂が広がると、新世界百貨店は、該当の書き込みを次々とコピーして上げるネチズンを名誉毀損の容疑で告訴する方針だ。この会社の関係者は「根拠のない噂がどんどん広がっていくことを黙って見ているわけにはいかない」とし、「名誉毀損訴訟を通じて強く対応する計画だ」と述べた。
  • 毎経ドットコム バン・ヨウンドク記者/キム・ジャンディ記者/写真=インターネットコミュニティ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-09 11:09:11




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア