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プライバシー・機密盗撮「誘惑盗撮時計」

使ってみると、3〜4時間の動画も可能 

  • プライバシー・機密盗撮「誘惑盗撮時計」
  • < 最近、青瓦台の秘書官が使用したことで知られる盗撮カメラ時計 >



「隠密かつ迅速に」

写真を撮って録画もした。しかし、相手は自分の一挙手一投足が「記録」されていることに全く気づかなかった。

最近、青瓦台(大統領府)の秘書官が購入して論難になった時計型盗撮カメラ時計を記者が龍山電子商街で25万ウォンで購入し、直接使用してみたところ、隠密に他人の姿を捕えることができた。盗撮カメラ時計は6時付近(時計下端部)に超小型レンズが内蔵されており、他人を「盗撮」できる。4時方向にボタンを押すだけで写真が撮れる。一枚当たりの大きさは50KBほど。画質が鮮明ではないが、うまく撮れば、顔を認識することに問題がない。

この時計は8GBメモリを装着して16万枚の写真を撮ることができる。画像と音声を盛り込んだ映像撮影も3~4時間ほど可能だ。製品が多少粗悪な感じだが、シャッターを押したときに音が全くないため、プライバシーの侵害、女性の盗撮、企業文書の流出など多方面に悪用される可能性がある。

去る24日、毎日経済取材チームがその製品を扱う龍山電子商街の店舗を訪問してみると、陰性的な取引が行われるという予想とは異なり、盗撮カメラ時計の取引は、公然と行われた。店舗の関係者は、盗撮カメラ時計自体は不法製品ではないと強調しながら、「顧客がどのような目的のために製品を買うか、わざわざ関心を持たず、顧客もまた話してくれないのがほとんどだ」と述べた。犯罪に悪用される可能性に対する懸念にも業者関係者の反応は冷ややかだった。

国立電波研究院の認証審査を経て、販売が認められた「合法的」製品ということだ。製品の特性上、正常な状況で使用されるのは難しくないかという質問に業者関係者は「使用者の良心にかかった問題であるだけ」と線を引いた。

未来創造科学部の電波政策企画課の関係者は、「超小型の盗撮カメラ時計も基本的には、放送通信機資材に属し、電波認証対象に属する」と明らかにした。「盗撮」の悪用の可能性について、国土交通部ソウル地方鉄道特別司法警察隊の関係者は、「女性の体の部位をカメラでこっそり撮る事件が猛威を振るう中、最近盗撮カメラ時計だけでなく、スマートキーに設置したカメラ、靴に入れるボタン型カメラがプライバシーの侵害などに動員されるのが実情だ」と述べた。

高麗大社会学のキム・ムンジョ教授は、「監視社会がもたらす社会的な副作用について、これまで真剣に熟慮する機会がなかったが、盗撮カメラ時計はそのような副作用が代表的に明らかになった事例だ」と指摘した。
  • 毎日経済 ウォン・ヨファン記者/キム・シギュン記者/写真=キム・ジェフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-26 04:01:01




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