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タバコ作りの全過程がインターネット・SNSで拡散…専門家「安全性の問題」

「いまやタバコもDIY」…値上げの後遺症 

新年に入ってタバコの価格が2000ウォンもいっきに跳ね上り、タバコを直接栽培して吸おうという、いわゆる「DIY(Do It Yourself)」記事がすばやくインターネットのポータルサイトとソーシャルネットワークサービス(SNS)で広がっている。

「嗜好品」であるタバコを負担のない費用で楽しもうとする消費者心理が反映された現象だが、専門家らは「安全性と中毒問題がおこりうる」と心配の視線で眺めている。

6日、毎日経済新聞が「タバコ」「DIY」などのキーワードで有名ポータルサイトを検索した結果「今タバコもDIY時代」というタイトルの記事などで、年初からタバコ製作技法を詳細に説明したスレッドを数十件検索することができた。

この中でも「神は喫煙者を捨てなかった」という内容で始まるスレッドは、基本的なタバコ葉を取得する方法から、タバコ1本を作成するために必要な粉砕機やフィルタを購入する方法まで詳細に紹介している。

この記事は、農家などで購入したタバコの葉で、「熟成(ビニル密封)→再熟成(外部露出状態で)→1次乾燥·粉砕→完全乾燥」などの手順を踏めば、10日余りでタバコ用紙に巻いて吸うことができる材料が完成すると説明した。これはインターネットショッピングモールで販売している何千ウォンのミニ書類の粉砕機と、タバコの葉を紙にくるくると巻くチューブ機器などを詳細に紹介した。

また、「このように作成すると一箱で400ウォンほどの金がかかるが(粉砕機などの初期投資費用を除けば)、1年半後には一箱当たり240ウォンほどに低くなる」と強調した。

さらには「市中で売っているタバコ製品よりも(自分で作るタバコが)体にそれほど有害ではない」「eBayでバージニア州産、キューバ産などを互いにブレンドすると本当においしい」など、全く検証されていない主張までも退屈しないように書かれた。

これに対してタバコ業界は、「タバコの価格が高いヨーロッパでは、多くの消費者が葉とフィルタを直接購入してタバコを作って吸っているが、ニコチン中毒と有害性の問題が絶えず提起されている」とし、「フィルターと刻んだ葉を接続する部分にタール含有量を調節する穿孔がなく、接着も洗練されていないために煙がフィルタを経由せずに直接入る可能性が高い」と語った。

また、この関係者は「ニコチンの吸収量が一定ではなく、市中で売っているタバコよりもはるかに吸収も多く、ニコチン依存はさらにひどくなるだろう」と警告した。
  • 毎日経済_イ・ジェチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-08 04:01:01




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